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2014年06月07日
すき焼き風うどん、丘わかめ
今日は涼しいというより肌寒いくらいなので、すき焼きみたいなものが食べたくなったらしい。牛肉はほんの少しで仙台麩や椎茸や長ネギや春菊といった精進モノでごまかしている。丘わかめは大分産で、ツルムラサキに似たネバネバ野菜。さっと茹でて醤油をかけただけでも美味しく食せた。
食事しながら見たTBSの報道特集では、来るべき東京オリンピックに向けて新設する国立競技場に1600億円もの建設費や現在の1 0倍以上にもなる年間維持費がかかる問題を取りあげた。建築界のノーベル賞といわれるプリツカー賞を受賞した伊東豊雄氏は今在る競技場を修復して使ったほうが、持続可能性のある社会のモデルケースとして断然有意義だと発言され、実にもっともに思われた。だが何しろこの国は最も重要視するはずの神殿でさえ20年に一度は建て替えるという特異なスピリッツを有しており、ともすれば天災で何もかも喪われてしまいがちな国土に住む人びとは、要するに昔から持続可能性なんてものをテンから信じちゃいないし考えないせいかもしれないと思ったりもする。それにしても、今週は厚労省が百年安心プランを謳った年金の将来試算を公開したが、バカバカしいほどに超楽観的な運用利回り等の数字を見ると粉飾決算ともいえないくらいにお粗末で、もはやイマドキの官僚は単なる数合わせにさえリアルな感覚を喪っているのかと思って怖くなりました(@_@;)