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2013年05月06日
生春巻き、海老すりみ揚げトースト、タイ風さつま揚げ、青パパイヤのサラダ、トムヤムクン、タイ風焼きそば
バリキャリのOさんと近所の「マリ・タイ」で食事。ここはわが家からとても近いタイ料理店なので却って今まで一度も足を踏み入れなかったのだけれど、最近ネット情報でわりあい高い評価を目にしたので初めて入ったところ、確かにどの料理もそこそこイケて使える店の発見と相成りました∈^0^∋
昼間バリキャリOさんから突然お電話を頂戴して、そういえばお互いダニエル・デイ・ルイスのファンなので「リンカーン」を一緒に観る約束があったのを想い出した。Oさんのほうは私のブログをご覧になって、このところあまりにもバタバタしてたから声をかけそびれていたとのこと。今日ようやくさいたま副都心の映画館で観ることになり、「思えば私たちそっくりさん映画ばっかり観てますよね〜」とOさんが仰言ったのは前回「マーガレット・サッチャー鉄の女の涙」をご一緒したからであろう。で、今回のダニエル・デイ・ルイスももまたメリル・ストリープに負けず劣らずのそっくりさんぶりを発揮して、ことにオープニングはまるで絵画から抜けだしてきたような酷似メイクに驚かされた。映画全体が重厚な史実モノの作りだけに、さすがに他国の歴史にそれほど詳しくない身としては、出だしがちょっと乗れない感じでいささか退屈しそうになったものの、後半はしだいに盛り上がって地味なシーンながらも手に汗にぎる展開となり、エンターテインメント性も存分に窺わせてくれた作品である。日本でいうとちょうど明治維新の直前の出来事で、当時は南北戦争に勝利を収めつつある北米においてでさえ、人類が根源的に平等であるという意識は社会の中にまだきちんと育ってはいなかったのだという事実を改めて考えさせられた。徹底した奴隷廃止法令を何が何でも議会に通したいリンカーンは余りキレイな手段とは思えないやり方で自ら票集めに奔走するといった実にしたたかな面も覗かせるし、家庭内の確執もそれなりに出てくるのだが、全体にとてもストイックな聖人君子といった描かれ方をしており、暗殺後のラストはまるでキリストの生涯を描いた映画を観せられているような厳かな雰囲気だったのは、米国におけるリンカーンの位置づけからすれば当然のことなのかもしれない。もっともその点が他国の人間には少し乗りきれないところでもありました(v_v)
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