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2013年04月22日
懐石料理
上野の韻松亭で講談社の堀さんと会食。
今日は堀さんに同行をお願いするかたちで夕方から成田ビューホテルで成田商工会議所女性会の講演に臨み、「歌舞伎と成田のつながり」というタイトルで、現代に観られる演目と代々の團十郎との関係についてお話をさせて戴いた。成田で團十郎についてお話をするのは今度が三度目となり、さすがに「成田屋」の地元だけあって歌舞伎に対する関心も高いのだろう、今回聴講された方の中には「今日歌舞伎座を観に行ってきたところです」と仰言る方もあったし、帰りに京成線のホームで「東銀座方面」という表示を見て堀さんともどもびっくり(*_*) 「これって、どんなふうにして行くんだろう?ああ、なるほど都営浅草線とつながってるのか」「でも、ふつうなら新橋方面とか書きますよね」「そうよ、東銀座という歌舞伎座と直結したのマニアックな駅名を登場させるあたりが、さすがに成田だわよね〜」とすっかり感心してしまったのでした。
上野公園内の韻松亭は庭の雰囲気がいいばかりでなくお料理も美味しく戴けるのだが、今夜は戸仕切りを隔てたフロアで凄まじく盛り上がっている中高年男性の宴会があって、宴会でこんなに嬉しそうに騒げるオジサンたちというのも今どきはもう日本の絶滅危惧種になっちゃってるかも?という気がして、腹が立つよりもなんだか微笑ましく感じられてしまった。でもって堀さんには出版界のあれこれをいろいろとお聞かせ戴いたあと「それで松井さんは今後の小説のお仕事としては「オール読物」の連載のほかに何を……」と肝腎の話をなさり始めたところで、「あの〜申しわけありません。実は今日に限って空調の工事のために九時で閉店をさせて戴きます」と店の人に告げられてしまいました(^◇^;)
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