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2013年04月10日
ポークソテー ケチャップソース
4月3日に作ったものと同じで付け野菜をカリフラワーとスナップエンドウに変えただけ。エンドウは同じソースでソテー、カリフラワーはオリジナルフレンチドレッシングをかけた。
今日は別に黄砂もこの辺には飛んでこなかったし、今のところミサイルも飛んできてないみたいだから、昨日訃報がもたらされたサッチャーについてちょっと。以前にも書いたと思うが、私が初めてロンドンに行った時は彼女が首相になったばかりの頃で、いわゆる英国病を目のあたりにし、日本の昭和三十年代で時計の針が止まっちゃった国といった印象を強く受けたものだ。その数年後に再度訪れた時は、町の雰囲気がガラッと変わって、そこそこ経済が回復している印象を旅行者でさえ受けたのだから、それなりの功績はもちろんあったのだろう。一方で、弱者切り捨てのサッチャリズムが深刻な弊害をもたらしていたことも記憶に新しいところだ。アベボンもその顰みに倣うかに見えて、今後の日本がどんな社会情勢になるのか予断は許さない状況といえる。彼女の主義主張を支持するかどうかは別として、その存在が世界的に女性の社会進出を鼓舞した側面は決して無視できない。今や先進国のみならず開発途上国でも有力な女性政治家がぞろぞろ現れているのに、翻ってこの日本ではそうした国民的支持を取りつけるだけの人材が政界に不足しているのは何故なんだろうか、と、これはいつも思うことである。
昨日お会いした伊礼さんとは「クローズアップ現代」の話になり、「国谷キャスターなんてきっと政界から引っ張りだこなんじゃないでしょうか?」と仰言るので、「う〜ん、そうかもしれないけど、政治家にはあんまりなってほしくない気がするよね〜。緒方貞子さんなんかは一時かつがれそうになってても、結局ならなかったでしょ。それが一流人の見識だというふうに、私なんかはやっぱり思っちゃうのよね〜」などと応じて図らずも政界に大した人材が集まらない理由を言い当ててしまった観がある。これは別に女性に限った話でもなくて、選挙に行かない人が多い理由は、すなわち投票意欲を湧かせる人が少なすぎるせいかも?てなことまで言いたくなるのだった。世襲政治家が大目に見られるのも、あんな恥ずかしい商売はふつうの人間だとできないから、なるのはよっぽどヘンなヤツだろうけど、家業でやってる分には仕方ないよね〜といった風な意識が、日本人のメンタリティにずっと潜在し続けているからではなかろうか。でもって女性の政治家は男性より歴史が浅い分、恥知らずな存在といった感じがより濃厚なのかもしれない。サッチャーの訃報に対する感想がいろいろと求められていた中で、伊礼さんは「片山さつきに訊くのはやめてくれ〜と思っちゃいました」と仰言ったが、それって彼女が伊礼さんの中でどんな存在に見えているかを端的に物語っているような気がしたものであります。
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コメント (1)
片山さつきさんは、やはり女性からあまり人気がないのですねー。 僕ら男性から見れば非常に頼もしい存在ですが
女性の見方は違うのですね。 たとえ国谷キャスターが
立候補して、当選したとしても大政党にいれば当分の
間は下積みをやらされて、頭角を現すのは何年も必要
でしょうね。 だから皆さん有名な人は、選挙に出たがらないのでしょう。
投稿者 ラスヴェガス : 2013年04月11日 22:41