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2013年03月22日

牛肉と青菜の胡麻炒め

前にQPで見た料理。酒と醤油と胡椒で下味した牛肉のカタクリ粉をまぶしてニンニクスライス入りの油で炒め、いったん取りだしておく。小松菜の茎と葉を炒めて塩で味付けし、牛肉をもどしてネギのみじん切りを加え、火を止めてからすりゴマと粗挽き黒胡椒を振って仕上げる。
今日はホリプロの及能さんとライターの市川さんがおいでになって、来月さいたま芸術劇場で上演予定の「ヘンリー四世」のプログラム用の取材をお受けした。蜷川さんの芝居の魅力についての特集で、観客の代表として語ってほしいとのことで、そのオファーを頂戴した時は、何しろ狭心症のバイパス手術をされた直後で、先月読売演劇賞の授賞式の映像がTVで流れた時はげっそりやつれて見えたから、今時分そんな特集を組むなんてもうかなりヤバイのかも?と心配し、その様子を聞きたいために取材をお受けしたので真っ先に「蜷川さん、大丈夫なの?」と訊いたら「それが日増しにどんどん元気になられてて、吉田鋼太郎さんなんか心配して損した!ばっかり仰言ってるんですよ」と聞かされ、私も損した気になりました(笑)。ともあれ、お元気になられて本当に良かったとしつつ、喜寿を過ぎて年間10本以上の演出を手がける驚異的なパワーに改めて感心し、もうこういう人は現れないよね、と思いながら、いや、蜷川さんに限らず、今の世の中はどんな業界でも「もうこういう人は現れないよね」が氾濫しているのではないかという気がしてきた。それくらい世の中がベンリで快適になったことと引き替えに、人間のパワーが急激に落ちてきてるような気がするのである。食事しながらNHK7時のニュースを見てたら、子供の体力テストの下落傾向に歯止めがかからないという報道があったが、いろんな原因によって外で遊ばなくなったのだからそれは当然だろうし、子供に限らず元気度やパワーは必ずしも年齢に反比例しないどころか、ひょっとしら正比例しちゃってんじゃないの?と思っちゃうくらいの今日この頃である。体力のみならず精神面がもっとやばそうな感じで、今は過渡期のせいもあるのか、ネガティブにしろ、超ポジティブにしろ、どっちみちビョーキみたいな人が物凄く増えちゃってるような気もするし、人間の関わり方が周辺環境的にも私の若い頃とはあまりにも違うので、人類が今後どんなふうな動物になっていくのかは想像がつきにくいけれど、これまでの人類とはかなり違う感じになっていくんだろうな〜ということはわかるのだった。なので今や皆さん年を取ったら別に良い意味でも悪い意味でもなく「もうこういう人は現れない」と思われちゃう恐れがあるのでした(-.-;)y-゜゜


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コメント (1)


便利になったぶんコマゴマとした「やらなきゃいけないこと」に絡めとられて、ひとつのことに注ぐエネルギーや時間が分散する社会システムに変えたのか変わったのか、そのことが数ある理由のうちでも小さくないと思うこのごろです。劇場で「携帯電話の電源」についてアナウンスが流れる度に、そんなことまで劇場が言って回らないといけなくなったのかとモヤモヤした気分になります(笑)

投稿者 nemo : 2013年03月22日 23:31

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