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2013年03月15日
生ハム、グリーンサラダ、イベリコ豚のテリーヌ、タコのラグーソースパスタほか
今日は午後からヒメと六本木ミッドタウンのサントリー美術館で歌舞伎展を観て、そのあとヒルズのフレンチキッチンでランチしてから共同通信社のインタビューをお受けして、さらにその後はヒルズの森美術館で会田誠展を見て、ヒルズ展望台のビストロで晩ご飯。
サントリー美術館の歌舞伎展はもっと早く観るつもりだったのに、仕事が詰まってなかなか時間が取れず、今日やっとクリア\(^O^)/展示は三階と四階に分かれており、四階は同館所蔵の屏風絵を始めとして専門書によく図版が使われている有名どころのホンモノがずらりと並んで見応えがある。江戸中期の錦絵を中心とした歌舞伎展はよくあるが、今回はこれまでになく初期歌舞伎の展示が大変に充実しているのでディープな興味のある方にもオススメだ。
片や現代アートの会田誠に関しては、以前劇場のプログラムか何かで蜷川幸雄氏と対談の際にそのセンセーショナルな絵画が紹介されていて、一度ナマで観たいと思っていたら、幸いにしてヒメのお誘いを受けたのだった。とにかく村上隆と同様のサブカルっぽいタッチも見受けられるのだけれど、はるかに毒気が強くてアブナイ感じがする分非常に面白い作家であり、作品も極めてバリエに富んで、どれもこれもかなり際どい表現に思わず笑ってしまうほどなのである。互いにジャンルが異なる両展覧会ながら、続けて観ると違和感がないどころか、むしろ何やら相通ずるものを強く感じて、大変にイイ体験ができた一日ともいえそうだ。もっとも平日に観たのが幸いで、それでもそこそこ人が入っていて、土日はきっとコミコミだろうから、ご興味をお持ちの方にはできれば平日に時間的なゆとりを持ってじっくりご覧になることをオススメする。写真は会田誠展でなぜか唯一撮影が許可されていた「考えない人」と題するオブジェで、これは可愛らしい部類の作品といえます。
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