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2013年02月26日

焼きそば

今日は夕方に乗馬専門誌「エクウス」の増岡さんがいらっしゃってお話がつい長引いてしまい、短時間にできるメニューにした次第。
「エクウス」には一年間のお約束でエッセイを連載し、今回はさらに一年というオファーを頂戴して、さすがに書くネタがそんなにない私としてはお断りをしたかったのだけれど、乗馬の世界を外部の目で見てエッセイを書ける人がなかなかいらっしゃらないというお話で、押し問答を繰り返すはめになったのだった。とはいえ長引いたのは私のほうが好きな馬の話をいろいろ聞いてしまったせいで、面白かったのはホースクリニッシャンという、要するに馬の調教師と木曽馬にまつわるお話だった。木曽馬は名前でもわかる通り木曽地方原産の和種の馬だが、「和種の馬って、カラダが小さいくせに気が強くて物凄く頑固なんですよ」「そうねえ。人間でも小柄な人のほうが気が強かったりするもんね」と小柄な私はいう。「それでクリニッシャンがステッキで叩いたら、サラブレッドなんかはすぐにおとなしくなって従うんですが、和種の馬は一瞬おとなしくなったフリはするんですけど、カラダをぶるぶる震わせてて絶対に言うことを聞かない感じで、クリニッシャンがちょっとでも近づくと体当たりして攻撃するんでビックリしました。相手がアメリカ人のクリニッシャンだったから、まるで日本VSアメリカみないな感じで見てて凄く面白かったんですけどね」と増岡さん。「で、結果はどうなったの?」と私。「結局、和種の馬の抵抗が粘り強くて時間切れで、一緒に見ていた方が、あの馬は明日むちゃくちゃ暴れるだろうって言ってましたけど」「ええっ!そしたらクリニックした意味がないじゃん」と言いながら、私はふとTPP交渉でカラダをぶるぶる震わせながら国内産業を滅ぼさないよう粘り強く体当たりしてくれる日本男児が果たして今どきの政治家や外交官にどれだけいるんだろうか?てなことを考えてしまいました(-.-;)y-゜゜


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