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2013年02月16日

成田講演

今日は講談社の堀さんにご同行を願って午後一に成田に到着後すぐに市庁舎内の会場に向かい、そこで使用するスライドのチェックをしたあと、市の観光プロモーション課の職員の方に参道へお連れ戴き、成田山新勝寺ではお坊様にご案内を戴くなどして短時間にしっかりと境内や展示品を見てまわり、ふたたび市庁舎に戻って市長と副市長を始め大勢の関係者とお目にかかった段階でコレはどうやら只事ならぬ講演ではなかろうか (^_^;) と思いつつ会場に入ると中は超満員状態。さすがに時期も時期だっただけに市民の関心も非常に高かったのであろう。とにかく市川團十郎家と成田山は初代以来、切っても切れない関係にあるの確かで、團十郎が代々一種の広告塔の役割を果たして新勝寺を発展させた一方で、新勝寺のほうも江戸払いに遭った七代目を庇護したりもしているのである。そんなわけで、市の観光プロモーション課が主宰する成田観光学講座の第一回に代々の團十郎についてお話をさせて戴くこととなり、市長のご挨拶と故人に対する黙祷に始まった会で、とにかく私としては、拙いながらも心を込めてお話をさせて戴くことにしたのだった。代々の團十郎はそれぞれ個性的かつドラマチックな人生だから、なるべく成田山と関係ある話に絞ってもあっという間に一時間半が経ち、後半かなり端折って講義は終了。そのあと関係者の方々と食事を共にしながら歓談をさせて戴いた。成田での講座は二回目で、前回は市の図書館主宰の講演で、その時にお目にかかった市の職員で大変な歌舞伎通の方おふたりが現在は副市長と教育長でお忙しくなられて以前ほど芝居に気軽に見に行けなくなったとお嘆きなのもちょっと驚きで、今回の会食にご一緒した方々もそれぞれ芝居に詳しく、また会場で聴講なさっていた方からも専門的な質問が飛ぶなどしたし、さすがに成田市というべきか、日本全国見渡しても、これほど歌舞伎に対する認知度が高い地方都市はそうなかろうと思われるので、歌舞伎役者や松竹の人たちに「この町は大切にしたほうがいいですよ」と教えてあげたいくらいである。新勝寺の境内はもとより参道の雰囲気もなかなかステキだから、堀さんには休日にお付き合いを願って本当に申しわけなかったのだけれど、初めのて観光地としてはお気に召したようなので助かった。でもって市からふたりにプレゼントされたのは、ふたりとも一体コレ何だろう?と気になっていた市のゆるキャラで、名前は「うなり」君。聞けば参道で蒲焼きが名物であるウナギと成田国際空港の飛行機を合体させた!!!赤塚不二夫も真っ青の衝撃的な物体にして意外と可愛らしいので、その写真と新勝寺境内と参道風景の動画をアップしておきます。


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コメント (1)


昨日は、はるばる成田まで御来駕くださいまして有難うございました。松井今朝子先生の大ファンなので一番前の席でうっとりと講演を楽しませていただきました。団十郎父子は度々成田に来ておられるので思い出もあり市民の思い入れもひとしおです。今度は仲蔵狂乱の時の父子のエピソードなどもお聴きしたいなあと思いました。市の観光館なのでブロマイドも置いたらいいのにと思ってしまいました。そうすれば美形の海老蔵の写真で歌舞伎熱は一層高くなる?

投稿者 ajisai : 2013年02月17日 11:31

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