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2013年02月13日

中華総菜三点盛り、ゴボウサラダ

近所の高島屋地下でゲット。
今日は仕事がめちゃ大変でとても料理をしているどころではなかった。
何が大変だといって例のNHK出版WEB連載『師父の遺言』の註ヅケで、今回は武智先生のざっとしたプロフィール紹介をしようと思って書き始めたのはいいが、とにかく余りにも多岐広範囲にわたって仕事をされているために、註を書くのがとんでもない騒ぎになるのである。もちろんそんなに詳しい専門的な知識ではなく、読者になんとなくイメージが湧く位の註で良しとしているのだけれど、それにしても原武太夫とシェーンベルクとトニー谷の3人に註がつけられる人間って世間にそうざらにいませんぜ!!!という気持ちにもなり、何だってこんなにムチャクチャな仕事の仕方をしてたんだ!!!と先生にだんだん腹が立ってくるほどなのである(-_-#)。そうこうするうちに日経新聞で四回連載する歌舞伎座の記事について、関東大震災のあとに出来た第3次歌舞伎座の舞台間口が何間かについて、私が十五間と書いたら十四間ではないかという校閲のチェックが入って、私も日経の校閲も共に松竹が発行している別の出版物に基づいているために、他の件でも何かと聞きたいことがあったので、松竹に問い合わせてみたのだった。で、まずは成田屋のお通夜で久々にお目にかかった蔵本さんにお電話をして問い合わせたところ、他の件はすぐにレスがもらえたのに、間口の件についてはなかなかレスがなく、とうとう日経にもせっつかれたので催促をしてみたら、松竹側はリサーチの精鋭がそろって大谷図書館で根拠となる資料として設計図の青焼きまで探すほどの大変な作業をしてくださったようで、結局のところ十四間でも十五間でもなかったらしい!!!とのことにはこちらもちょっと啞然(◎-◎;) とにかく松竹はこの手の調査に関しては意外にも営利本位の私企業がやることとは思えぬくらい持ち出し気味で徹底的にやるようなところがあるのは、かつて私もそういうことをしてたからわかるのである。そんなわけで舞台幅が二十四間だったので、どうやら間口を十四間と書き過ったのではないかという説もあり、また十五間だと袖が半端になるし、遠藤為春が十六間と記述していることからして、新聞には十六間と書かせて戴くことにした。いやはや今日の私はフィクションを書くのが本業の人間とはと思えないような調べ物三昧で、世の中で何が起きてるかもわからない一日でございましたσ(^◇^;)


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コメント (2)


松井先生が調べ物でお忙しかった今日は菊之助丈の結婚のニュースがありまして、歌舞伎界では久しぶりの明るい話題で嬉しくなりました。
日経の連載、楽しみにお待ちしております。

投稿者 ぼにーた : 2013年02月13日 23:25

「生まれ変わる歌舞伎座」第一回、読みましたよー。(^-^)/
この特集を今朝子様に依頼するとは、サスガ日経新聞。
四回分、楽しみに拝読致します。

一般企業も年度末にて、これから山のような報告書を作り始める季節ですが、資料を作成する際の事実確認、
しっかりやらねば、と気を引き締めました。

「師父の伝言」も愛読中です。

頑張ってください!

投稿者 モイラ : 2013年02月14日 20:53

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