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2013年01月11日

鮭のチャンチャン焼きっぽいもの

釧路の和商市場から取り寄せた時鮭とキャベツ、玉ネギ、エノキダケ、もやしを炒め合わせて味噌、酒、味醂、砂糖、醤油少々を合わせたタレで味付けしただけ。
食後にBSフジの「プライムニュース」で藤井裕久氏の談話を聞きながら、やっぱりそうだよね〜と思うことしきりだった。やっぱりね〜の一つは、藤井氏が民主党政権で最初の財務相を務めた時に、国のお金は叩けばまだまだ出てくると発言したことに対して視聴者から質問が来て、政権発足時に本当は数字を言いたくなかったが、言わざるを得なかったと答えたことで、あれはやっぱりハッタリだったというのがはっきりしてスッキリした。私もずっと気になっていたことなのである。
ところで、やっぱりね〜のほとんどはアベボンの経済政策や国家観に対する藤井氏の見方であって、まずなぜインフレにしなくてはならないのか?ということはわかっても、それで私たちの生活が本当によくなるのか?というのがさっぱりわからなかったのだけれど、藤井氏はそれに真っ向から反対であり、そもそも日本が今後も高い経済成長を回復維持しようとしていること自体に無理があるという見方なので、やっぱりそう考えてもおかしくないんだよね〜という気がした私である。とにかくアベボンの経済政策が具体的にいくつか出てきていても、結局それは今のところ公共事業のバラマキと、日銀に頼んで円をじゃぶじゃぶにしてしまうことと、お金持ってる高齢者にそれを吐きださせることくらいしかないみたいだし、当面はそれでなんとなく好景気感を出せても、そうそうは長続きはしないと感じるほうが良識なのではなかろうか。時の経済学者が何を主張しようが最後はそのどれも失敗する形で次の時代の幕が開くのは過去の歴史が証明しているように思う。そもそも高齢者の消費をあてにする国になっていること自体、もう登り坂の国であるわけがなく、低空飛行でも無事故で長く飛び続ける道を探る段階に入っているはずで、それでも個々人が幸せに生きる道を見いだせるような精神的な豊かさこそが今の日本には求められているのではないのだろうか。
アベボンのやっぱりね〜第二弾は憲法改正の件で、民主党でも96条の改正条項に関しては枝野氏を中心に検討していたらしいが、アベボンの9条改正志向が非常に明確だったために、危険性を感じて96条を改正する検討も取りやめる結果となったらしい。なるほどね〜やっぱりね〜というようなお話でした。


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コメント (5)


藤井さんは、はっきり言って経済音痴です。
日本が成熟した先進国だから、高度成長は望めないという、もっともらしいことを言う専門家が多いのですが、大きな勘違いです。先進国と言うのは相対的なものでしかありません。周りの国に比べて、少し先を行っているだけなのです。

日本が言う程の理想郷になっているかどうか、ちょっと考えれば分かります。電線でグチャグチャの街に、美しいとはいい難い建て売り住宅(最近は少しましにはなっているが)歩道もない道路に、鉄道と車道の平面交差、年に6千人もいる交通事故死もなくならず、ちょっと台風や津波が来れば被害甚大ではありませんか。これで成熟した先進国(?)あり得ません。

まだまだやる事は無限にあるのです。自然と共生する持続可能な理想社会を作るまでには課題が山積しています。ただ、それを克服していけるのも日本ですから、大プロジェクトを組めばいいのです。

それだけで年10%くらいの経済成長も夢ではありません。自然災害のデパートである日本なんて永遠の土木建築国家です。無味乾燥なコンクリートをイメージするからいけないんです。自然を蘇らせ、その中に調和して生きる美しい未来像を想像してみて下さい。

財源は、その技術力と達成出来るであろう超高付加価値が担保です。デフレの日本は、まだまだ通貨発行の余地があります。将来の供給力をなくさない為にも今、正しい経済政策が求められますが、アベボンのやっている事は大筋で間違っていません。

投稿者 TT : 2013年01月11日 23:58

余計なことですが、昨年の交通事故死者数は4411人(警察庁)です。念のため。

投稿者 renge : 2013年01月12日 00:38

有り難うございます。ちょっと数字が古かったようです。
いずれにしても、人口が減る事と、一人当たりのGDPが減る事との相関関係はありません。
日本は、まだまだ上り坂に出来ます。

投稿者 TT : 2013年01月12日 00:53

石油より先に水がなくなると言われていますが、地球という資源が有限だということと、一握りの先進国以外の国も豊かになりたがっていることを考えたら、日本がこれ以上贅沢する権利はないだろうと思います。幸い人口も減ります。成長ではなく分相応な縮小でほどほどの暮らしを維持できるといいなと考えるのは自然なことではないでしょうか。

投稿者 ぷみ : 2013年01月12日 09:25

確かに、資源浪費という意味では日本も贅沢すべきではありませんね。
しかし、逆に言えば、自然(地球)と共生する持続可能な社会さえ構築出来れば、いくらでも贅沢が出来る事になります。
その権利を日本人、いや人類は有していると思います。その為にも資金力と技術力のある日本が先頭に立って、省エネ、環境技術を磨いて行くしかありません。
それが出来なければ、おっしゃるように、人類に明日はないのではないでしょうか。

投稿者 TT : 2013年01月12日 19:34

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