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2013年01月10日
大根と挽肉の炒め煮
大根が食べたくなって作った。豚挽肉を炒め、長ネギのみじん切りと乱切りした大根を加えて炒め合わせ、酒、砂糖、オイスターソース、醤油、鶏ガラスープの素とお湯、塩少々と鷹の爪を入れてじっくり煮込み、仕上げに胡麻油を垂らして水溶き片栗粉でまとめた。適当に作ったわりに美味しく食べられました∈^0^∋
食事しながら見たNHKの「クローズアップ現代」では卵子ビジネスが取りあげられていて、海外に渡航して卵子の提供を受ける女性、逆に海外で卵子の提供者となる女性が日本で急増している現状がその大いなるリスクと共に紹介された。身のまわりの女性を見ても、仕事でようやく一本立ちし始める時期と出産適齢期はもろに重なるので、仕事を優先すれば卵子の老化が避けられない現実をまずは社会的なんとかしなくてはならないのだろう。それにしても、私はどうしても子供がほしいという女性の気持ちが正直そんなにわかってあげられない人間なので、この手の問題には強い発言を控えようと思っているのだけれど、臓器移植なども含めて、科学の発達は、人間に希望を与えると同時に諦めきれない不幸というものに導いた側面が否めないような気がする。ips細胞もそれをさらに加速させるのかもしれない。
以前、生物学者の長谷川真理子先生とお話しした時、これから人間に必要なのは諦めるという気持ちだと盛んに仰言っていた覚えがあるが、先端科学の可能性を知る方だからこその発言だったのかもしれないと今にして思う。科学の発達と高度消費社会が相俟って、一体どこで何を諦めたらいいのかが人類はだんだんわからなくなりつつある。世界中で諦めの悪い人類が爆発的に増えて勝手なことをしながら地球上を覆ってゆくという現実はまさに近未来ホラーであります(@_@;)
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コメント (3)
卵子ビジネスは一部の富裕層のためのものだと思います。一般市民にはまず縁がなさそうに思うのですけれども。
不妊治療を受ける女性の苦痛はとても強いものです。産みの苦しみも大変なものでしたが、長期に亘る分どちらかといえば私には不妊治療を受けている期間のほうがより辛かったです。ホルモン注射や落胆、夫のボケた応答、etc.
医師は患者の言うことに耳を傾ける方は、一割ほどでほぼ九割は患者を牛の種付けのように扱います。
諦めることが難しくなってきているのは全く同感です。恩恵もあるのですけれども。
妄想ですが、今朝子様の作ったご飯を一緒に毎日食べられると幸せをしみじみ感じそうだなーと真似していきたいのですが、なかなか真似できず無念です。
投稿者 nao : 2013年01月11日 01:47
「子は宝」と言うのはその通りだと、実感としてあります。しかし、科学の力に頼ってまで得るのは、いつかどこかで自然からしっぺ返しを食らうのではないかと思うのです(震災や原発、はたまた地球温暖化問題などをみているとそう思うのです)。
「あきらめる」という言い方もありますが、望み通りではないけれど「そうでない人生を選んだ」という考え方が必要だと思います。思い通りではなくてもそれでも十分楽しい、今が幸せだと思える人生を送りたいです。
投稿者 j-ko弱冠51 : 2013年01月11日 20:32
ダウン症の検査が簡単にできるようになったことに賛否両論のようです。どんなに反対しても進むのだろうと思いつつ、障害者の息子と生きる私は、選ばないで良かった幸せを感じています。選べる時代諦めなくてよい時代は怖いです。かーたん、好き、と言ってくれる息子を見ながら、選べなくて良かったとつくづく思います。
投稿者 奥美和子 : 2013年01月12日 09:20