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2012年10月31日

昨日の残り

昨夜は久々に朝までぐっすり眠れて、今日は食欲もあり、執筆も順調に捗ったところで、夜は整体治療に行って寺門先生にこの間の歯のトラブルや落馬の件をしっかり伝えて診てもらった。落馬では肩に軽い打ち身をしたものの、奇跡的なくらいに無事で済んだ上に、「夜の馬はやっぱり雰囲気が違うので気をつけないといけないんですけど、でも正直いうと、馬が突っ走ってる間はこちらもアドレナリンが猛噴出して、全細胞が活性化したような感じで、その夜は昂奮してほとんど眠れなかったんで、また次の晩も懲りずに乗馬しちゃったんですよね。こういうのってきっと薬物中毒と同じようなハイ状態だから、ハマるとヤバイなあと思うし、年齢を考えて今後はさすがに気をつけるつもりなんですけど」とお話したところ、「ああ、それ何だかわかる気がします」と先生は仰言って、ご自分の趣味であるサーフィンのことを話されたのだった。
「実は先日ボクも夜まで海にいて怖い目に遭ったんですよ。今は陽が落ちるのが早くて、急に真っ暗になっちゃったら海はスゴク怖いんですよね。高い波に海の底へ叩きつけられて、体が起こせずにこのまま死んじゃいそうな気がしたり、気がついたら鼻血がぽたぽた垂れたりしてるんだけど、それなのになんだか止められないんですよ。でもその時は不思議と波が止まって見えたりして、体操の内村選手が自分の姿が全部見えるって言ってたように、自分が今波のどこに乗ってどこに移ろうとしてるか全部わかるんですよね。それでそういう死にそうな目に遭って無事に生還できたんだけど、そしたらこれも不思議に体が前よりも整ってるんですよ。人間の体ってひょっとしたら普段はぼーっとしてて、本当の力を出し切ってないんじゃないのかなあ。だからずっとフツーにかったるい生活してちゃダメなんで、たまには死にそうな目に遭ったほうが体にとってはいいのかもしれませんねえ」とのこと。なるほど、よく戦争をくぐり抜けた人は強いなんて話も聞くし、火事場の糞力なんて話もあるけれど、動物は本来死ぬか生きるかの境で暮らしているわけで、安全と安心が高じれば動物としてのセンサーは鈍くなるし、体も弱くなるようなのは現代の子供たちを見ているとよくわかる。「いや〜あの夜のサーフィンの話って、今の若い人たちに話してもゼンゼン通じないみたいだし、思いがけず松井さんと話が合ってよかったですよ〜」と最後に先生は仰言ったのでした(^。^)


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