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2012年09月27日

道東旅行 帯広編その2

23日は釧路を正午に発車する湿原列車ノロッコ号に乗るつもりで帯広を早朝に発ったが、ドライブ途中で
「競走馬のふるさと十勝案内所」と書かれた看板を発見し、馬好きの私たちはナニナニ?と色めき立って道をそれ、屋根に大きく「十勝種馬所」と書かれた厩舎?を見つけてますます色めき立つ(笑)。何しろ早朝なので誰もいないかと思いきや「おーい、馬はこっちだぞー」との声につられて奥へ進んで、管理人?の中川さんから現役を引退したエアジハードとダイナマイトダディを見せてもらった。2頭は数々のG1レースで優勝し競馬ファンなら誰でも知ってる名馬なのだけれど、信じられないくらい人なつっこくって初対面の私たちにも愛想を振りまいてエサを要求。しかもその辺の草をむしってやっても食べようとはしないので仕方なく前日にどさん子たちのために買った2キロで198円!のニンジンを車から取りだして与えたら当然のごとくむしゃむしゃ食べだしてしつこくおかわりを要求(笑)。とにかく大切にされている馬たちなのが非常によくわかる放牧だし、彼らを訪ねてくるファンに対して中川さんは常日ごろ親切に接しておられるからだろう、何も知らずに訪れた私たちまで歓待して快くツーショット撮影を許可してくださった。中川さんは牧場の経営者でもあって、昔からばんえい競馬のこともよくご存じだから、面白いお話をいろいろと聞かせてもらえたのも有り難かった。もともとは北海道開拓のために輸入された耕作馬ペルシュロンと食肉用のブルトンと馬車挽き用のペルジャンという別種の馬だったのに、それらが混血して現在のばんえい競走馬となっていること。昔は馬たちを追うのに鉄条網を巻いた棍棒を使うなどしたかなり過酷なレースだったが、現在はさすがにそんな酷い扱いはせず、オーナーにも可愛がられている馬たちだが、その結果「馬たちは怠けて働くなったんだよね。昔は1トンのソリを曳いたのに、今はその重さを曳ける馬がほとんどいないんだよね」との話を聞いて、「なるほど、馬もゆとりっ子になっちゃったわけだよね〜」と私たちは妙に納得してしまいました(^◇^;)
その後は予定を変更して帯広周辺をドライブし、午後から釧路方面に向かって山越えする途中、車内で突然の豪雨に見舞われたものの、落雷はなかったのがまだしもである。今年は本州と同様に北海道も気象異常であるらしく、TVを見ていたら記録的短気大雨警報なるものがしょっちゅう現れるし、9月下旬であるにもかかわらず帯広は長袖だと暑いくらいで、空には「天空の城」みたいな超巨大な入道雲が見えていた。

写真上段はエアジハードとのツーショット初対面のサラブレッド(しかも現役の種牡馬)とこんなにフリーな状態で接近できたのは信じられない!中段は近くのひまわり畑でこのシーズンに咲き残っているのはいかに残暑が厳しいかの証明でもある! 下段はドライブ途中にあった北海道らしい白樺並木の前で。 
動画は360度パノラマの十勝平野でデカ馬のゆとりっ子たちが点景に。


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