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2012年09月14日
焼き鳥、さつま揚げ、山芋のサラダ、稲庭うどんほか
講談社のデジタルコンテンツ営業部長の神保さんと大宮東口の「比内や」で食事。
以前文庫の担当だった神保さんは常に大変そうな部署を転々としている方で、今度もようやく仕事が順調にまわりだして少しは楽できるかと思った矢先に現在の部署に異動となり、最初は少し様子見でのんびりできるかと思いきや、電子書籍の分野がにわかに活気づいてきたために、またまた仕事をいっぱい抱えて大変そうで、それもある種の賑わし神だから「結局あなたはそうなる運命なのよ〜」と申しあげるしかないのであった∈^0^∋で、私としては電子書籍の現在と未来の話をここぞとばかりにたっぷりと披露してもらったのだが、ほかにも高齢者問題などさまざまな話が出て、つい最近被災地の気仙沼や陸前高田に訪れた話などを興味深く伺った。彼女が気仙沼を訪れたのは、同市にある宮脇書店のオーナーが全出版人大会の講演で話されたことに心打たれたからだそうで、そのオーナーは一方で車のディーラーとして活躍なさっており、震災後は車の供給にも力を傾けて市民から感謝されていたが、本屋を再開した時に喜んでくれた人たちの顔が、車を供給した時のそれとはまたゼンゼン違うものだということに気づき、廃業してもいいように思っていた本屋を今後は何がなんでも続けたいと感じられたのだそうである。私も「それっていい話だよね〜」と相づちを打ちながら、本の供給側としては、本がまだそれほど必要とされているらしい現実にホッとする一方で、やはりそれだけに少しでも読者に満足してもらえるよう心すべきなのだと感じられたのでした。
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コメント (1)
おはようございます。
ご参考までに。
「被災地の青空書店 6日間で3000人訪れ解雇従業員も手伝う(2011年6月26日)」
http://www.excite.co.jp/News/column_g/20110626/Postseven_24052.html?_p=1
「ほぼ日刊イトイ新聞〜「東北の仕事論ー気仙沼三菱自動車販売篇」
http://www.1101.com/tohoku_shigoto/mitsubishi/2012-03-12.html
昨年のオフ会に参加して、帰りの東京駅でブックスタンドを見た時「あ〜、今は立ち読みもできないんだよなぁ」と思ったのでした。
規模としては震災前より小さくなってしまいましたが、実物を手に取る事のできる書店が近くにあることは本当にありがたいと思います。
電子書籍という形態にに慣れる必要がありますが(^^ゞ、「師父の遺言」、次回が待ち遠しいです。
投稿者 yosi : 2012年09月15日 08:30