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2012年06月02日

カレーライスと冷蔵庫の残り物

カレーは市販のレトルトパック。
今週は仕事が押せ押せで、気がつくと、ええっ、もうこんな時間!!てな感じで、慌ただしく着替えて家から駈けだして行くことが多かった。PC画面を見ていると誰しもあっという間に時が経つので、つい出遅れてしまうのであるが、その昔、三軒茶屋に住んでいたころ、築地の松竹であるえらい方と午前11時に面会の約束があったにもかかわらず、目覚めたら時計の針が10時を回っていたという恐ろしい想い出があって、当時まだ30代後半の私は、それから顔を洗って化粧をして服を着替えて家を飛びだし、駈け通しに駈け続けて田園都市線に飛び乗り、半蔵門線から銀座線に乗り換え、銀座駅で降りたあと再び駈け続けて11時ジャストに滑り込みセーフで松竹の玄関にたどり着いた時は、我ながらスーパーマンにでもなったような気分で、よくぞあんな離れ業が出来たものだといまだに不思議に思うくらいだ。今の年齢ではとてもあそこまでのスピードは出せないだろうし、同じ人間でもスピード感が徐々に衰えてくるのはやはり致し方のないものと諦めて自覚するしかないのだけれど、考えてみれば日本が超高齢化社会になったということは、多くの人間が何かにつけてどうしようもなくスピード感を喪失していることとイコールであるのかもしれない。ちっとも埒が明かない国会や、原発事故現場に残された使用済み核燃料をどこへ持っていけばいいのかという差し迫った問題が一向に決まらないことや、何もかもがスローモーに感じられるのは、単純に自らスピード感を喪った人たちばかりが集まって、ああでもない、こうでもないと言い合っているからなのではなかろうか。ところで、大飯原発の再稼働問題に関して、関西広域連合がこれまた意外なほどのスピードであっさりとGOサインを出したのは、ムダな抵抗は結果として市民を利することにはつながらないという、ある意味で実に関西らしい合理的な判断を下したからなのだろうか。


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コメント (1)


原発撤退要請の問題でのスピード感の無さはあきれ果てますよね。総理の口調が脅し口調であっても、包容力豊かな発言であっても常識で考えれば東電の言い分は詭弁だと一発でわからないのは、国会事故調にまともな方がいないのだと思います。
 実質関係ない職員はほとんど避難させていないのでしょうか?事故対応に直接関係無い職員を退避させる事を、何故政府に打診する必要があるのでしょうか?
 普通に考えれば、一刀両断に出来る理由をいつまでも言わせているのは白黒つける気が全く無いからなのでしょうね。
 事故や被害の原因解明をすることは必要なことですが、急ぐことはそこではなくメルトダウンした原発を処理することや、福島四号機の処理、休止した中でも三十年使ってきたものを、できる限り急いで処理することなのではないのか。
 優先事項を全く無視したことばかりニュースや新聞に流す前に、少しでも危険を先送りしないように原発の扱いの具体的な策を早急に立てて欲しいのですが、自分はどう行動すれば良いのか?腹立たしさをかみ締め悔しく泣いているだけしか選択肢が見つけられず、何かの光明を切望しています。

投稿者 nao : 2012年06月05日 23:50

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