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2012年02月09日

牡蠣と豆腐のみぞれ鍋

前にQPで見た料理。すり下ろした大根と適量の水と昆布を鍋に入れて酒と塩で調味し、牡蠣と豆腐と水菜を煮てポン酢で食す。大根は皮を剥かずに粗くすり下ろしてOK。
今日は夕方に時事通信出版の久保田氏がお見えになって新連載のエッセイに関する打ち合わせ。まとめて1冊にできるような長期の連載をご希望だそうで、今年はもう一つその手のご依頼を受けており、そうなると
こちらも執筆を開始する前にまず全体の括りをどうするかしっかりと考えなくてはならないのであった。
ともあれ久保田氏とは以前にも連載エッセイのお仕事をしており、その時は三軒茶屋に住んでいたので、なぜ大宮に引っ越したのか謎だったらしく、「大宮というと盆栽村があるし、松井さんのことだから、盆栽がお好きなのかと思って」と仰言ったのはおかしかった。確かに事情を知らない方にはまず引っ越しの動機がわからないだろうし、移転通知を出したときは旧友の一人から「結婚でもしたの?」という返信が来て爆笑したものである。
ところで久保田氏のお住まいは偶然にも、私がこちらに引っ越した一番の理由ともいうべき乗馬クラブのご近所だそうで、その町に関する色んな情報を伺った。その町には鶴ヶ岡八幡、富岡八幡と並んで関東の三大八幡宮といわれる白岡八幡宮があること。新井白石の領地だったので、現在もそのご子孫がお住まいであるらしいこと。梨が町の名産品で最近は「彩玉」という新たな品種が作られてこれが非常にオイシイこと。人口が5万を超えて近いうちに市に昇格するらしいことなどなど。大宮のことも子供の頃からよくご存じで、大宮浦和与野の3市が合併する以前は上尾と伊奈を加えた4市1町の案があったが、浦和の反対でご破算になったらしく「とにかく埼玉は小さい町がいっぱいあって、お互いどうも仲が悪いんですよ」と仰言る。私は京都の出身だからもともと埼玉にはほとんど馴染みがなかったのだけれど、三茶から大宮に引っ越してノープロブレムどころか、より便利で快適に過ごせていて、こんな暮らしやすい町はありませんよ〜と言ったら「大宮がそんなに賞められたら、なんだか恥ずかしくなっちゃいますよ」と仰言るのであった。なのでたまたまリビングに置いていた「和楽」誌の新年号で、私の「行きつけの神社」として大宮の氷川神社が載っているページもお見せして、いかに気に入っているかをアピールした上で、「大宮は氷川神社の総本社があることに由来する地名だってことを、私はもちろん、私の周りでは東京生まれの友人でさえ誰も知らなかったんですよ〜」と話したら、「ええっ、そりゃまずいなあ。なんでだろう」と頭を抱えられたので、埼玉の方はもっと出身地のアピールに努められるべきではないかと思ったのでした。というわけで、今日は超ローカルな話題に絞らせていただきましたm(_ _)m


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コメント (1)


埼玉県民としては先生が大宮に引っ越されたこと嬉しく拝見しています。
昔からダサイタマなんて言われイメージが悪く出身はと聞かれても中々言えなかったり、埼玉と言うだけで田舎と思われつい卑下してしまう習性が身についてしまっているのですよね。埼玉県民は。
先生が新鮮な感覚で、都心から近いし便利でと良いところを感じていただけると見直さなくてはなと思ってきています。
震災後は埼玉の安全性が見直されているようなので、自信を持たなくてはと考え直しています。
ありがとうございます。

投稿者 sachi : 2012年02月10日 20:31

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