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2012年02月03日

牡蠣かぶら鍋

前にQPで見た料理。酒、味醂、醤油、塩少々で味付けした出汁にすり下ろしたカブと豆腐を入れて少し煮込み、さらに牡蠣を加えて火が通ったら別に茹でておいたカブの葉をトッピングする。薬味はふしぎと山椒が合います。カブは皮付きのまますり下ろしてOK。簡単にできて暖まるお鍋だ。節分とはいえ恵方巻きは食べません(笑)。そもそも大阪のごく一部の地域にしかなかった習慣がここまで全国規模で大々的に広がるのは本当にビックリで(@_@)/商魂のたくましい人たちには敵わないというべきか。そのうち肝腎の豆まきのほうが忘れ去られるんじゃないだろうかと、大豆業界のことを心配してあげるくらいであります。
今日は午後から少し寒さがゆるんだものの、今週はかなり寒い一週間だったが、それでも関東平野に住んでて文句をいうのは贅沢すぎて罰が当たると叱られそうなくらいに、TVでは日本海側や北日本の豪雪風景の映像がずっと流され続けた一週間でもあった。
それにしても、近年は何かにつけて「贅沢すぎる」という気持ちに皆がなりがちで、そうしたムードは震災前からあって、震災でさらに拍車がかかったような気がしないでもないのだった。物量の流通が相対的に増えた結果、どうしても必要で手に入りにくいものなんて皆無になった時代において、「贅沢」にマイナーな気分やイメージが付着したら、そりゃデフレになるのは当たり前でしょう!!!と思うのだけれど、デフレを脱却しなければ日本経済が立ちゆかないと言う人は多くても、その場合、どうやったらデフレを脱却できるかの道筋をはっきりと示せる人は案外少ない気がするのだった。で、また、デフレってそんなに悪いのかしら?という考え方もあるわけで、とにかく地球の資源を使ってドンドン物を作って売って、多くの人間をシャブ中みたいな買い物依存の消費者にして、心身共にぶくぶく肥らせるだけ肥らせる、というふうにしか経済を回すモデルが発見されないのだとしたら、それは人類及び地球にとっての害悪であるとはっきりいえるのかもしれない。ただし、それをホンキで言いだすと、今の自分の生命をつなぐ手だてまで絶たれてしまう人が大勢出るから、やはりデフレは脱却しなきゃね〜と口先では言うしかないのであろう。いずれにしろ日本人の国民性としては、戦前の「贅沢は敵だ!」というスローガン以前から、恐らくは江戸時代に贅沢禁止令が何度も出た関係で、贅沢をマイナーなイメージでとらえることがあまり苦でないために、ひとたびデフレモードになったらなかなかそれを脱却できないのではないかという気がする。とにかく物が多すぎるという
現状が何かのきっかけで変わらない限り、インフレになんてなりようがあるまい。まさか消費税増税の導入をやりやすくするインフレのきっかけを作るために、いっそ国債の暴落を招くような失政を行いますなんてことは絶対言わないでくださいね、ブースカ君!


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