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2012年01月24日
甘鯛のソテー、石垣牛のステーキほか
六本木ヒルズの森アーツセンターギャラリーで「歌川国芳展」を観た帰りに講談社さんとの新年会で単行本担当の堀さん、文庫担当の森山さん、新さんとご一緒に近くの鉄板焼き店「けやき坂」で会食。
国芳展は物凄い人気らしく、森山さんは一度チャレンジして中に入れなかったとかで、今日はみんなで早めに出かけることになったのだけれど、昨夜の降雪のせいか存外すいていたので、一枚一枚しっかり字まで読んでじっくり鑑賞できたのは何よりでした。改めてずらっと並べて観ると、国芳の絵はどれもいわゆる「キャラ立ち」がしており、化け物系や動物系など現代のマンガや「ゆるキャラ」に通じる絵ばかりでなく、美人画でも表情やしぐさに人物の個性がはっきりと打ち出されている。また風景画では同時代の広重などに比べて、西洋絵画の影響をもろに強く受けているのもわかって面白かった。猫を五十三匹描いて東海道五十三次にした絵に代表される「見立て絵」にも非常に凝ったものが多く、それらはそばに近寄って版木文字を読んでやっと意味がわかったりするので、なるべく空いた時にご覧になることをオススメしたい。
堀さんたちとお会いするのは久々だったこともあって、話題はやっぱり震災時とその後の話になり、また昨日の東大地震研の衝撃の発表にも話が及んだが、「地震予知の業界にもやっぱり予算分捕り合戦とかがあるみたいなんですよ。だから発表するのもそれなりの思惑がありそうで」なんてことを教えてくださったのは新さんで、講談社からその手のことを暴いた本が出ているらしく、学界にはありがちな話だけれど、原子力にしろ、地震にしろ、多くの人命に関わる学界の人たちはくだらない功名争いや縄張り争いや足の引っ張り合いなんかしてる場合じゃないだろ!!!と思うのだけれど、とかく学者さんには幼稚な精神構造の持ち主が多かったりするので、実に困ったもんである。で、私たちがこうした話をしている時に講談社内ではセクハラ講座?なるものが開かれていたらしく、それってナニ?と訊いたら、どういうことがセクハラやパワハラに該当するのかを社員に徹底するためのものらしい。で、部下の姓を呼び捨てにしたり、名前のほうを呼ぶのは今や御法度らしく、「髪切ったの?」なんて何げなく言ったりするのもタブーなんだそうである。いやはや上司のほうも大変だよな〜と思ってあげるしかなく、一体だれがそんなことを決めてんだろう?という疑問も湧いて、今やきっとセクハラマニュアル業界なんてのも出来ちゃってるんだろうなあと思われたのでした(笑)今日はケータイを忘れて写メできず、堀さんに写メして戴いたのも容量が大きすぎてUPできませんでしたm(_ _)m
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コメント (1)
大阪でも去年の秋に国芳展、やってましたので行きました。見ごたえありますよね。
そん時「東京開催は来年か~ヒルズやったら環境ええやろね、うらやましいな」とこちらは大阪市立主催だったせいで味気のないムードでうらやましく思いましたのさ。
建物は旧財閥のええ館なんですけど、なんせ運営が悪名高い市役所で(5時閉館、喫茶は4時30分終い、売店も閉めよ閉めよとするし)あちこちにこちらの眉間にピシピシっと不愉快なのが刺さる感じで。
国芳はさるものの、彫り師の腕もすごいですよね。
セクハラは不愉快に感じると、ハラになるからムズカシイ。
イヤな感じやない人に言われると、フツーやしむしろ受けたりして。
それよりもナントカ講座のナントカ講師なるもののこの世に商売が成り立って、新たなる雇用をわざわざとしている気がします。
アメリカの悪い面であるなんでも講座、講習がはびこらなきゃええがと思います。
投稿者 毎晩晩酌 : 2012年01月24日 21:12