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2012年01月18日
魚介と野菜のカリー
整体治療に行く前に新宿の中村屋で食事。中村屋のビルは去年からずっと工事中で、新年になったら新装オープンしてくれるのかと思いきや、今日もまだ工事してるので、一体いつまでやってるのか張り紙を見に行ったら、店自体はお隣の高野のビルを借りて営業していることがわかって久々に食べられました(^_^)/
こことかタカノが新宿からなくなったらやっぱり淋しいし、銀座の資生堂パーラーや千匹屋や木村屋もなくなってほしくないなんて、東京人でもない私がいうのはヘンだが、生まれ育った京都には不思議とそんな店が思い当たらなのは自腹で食べていないせいだろうか?
私は別に「食」に関してスゴク保守的なわけではなくて、突然ワニ食べてもオイシイ!!と感じちゃうほうなのだけれど、ゼンゼンとはいわないまでも、あまり変わらない味をキープしてくれている店があるのは有り難いと思っていて、ことに近年はなんでもかんでもマヨネーズかけたりクリームのせたりという要らんことをするヘンな料理が増えちゃったので、時々は昔ながらの店でフツーの料理を食べたくなってしまうのである。中村屋もメニューが変わったとはいえ、基本的なレシピはあまり変えていないようなので愛用しているのであるが、料理というものは食材や調理法、盛りつけを変えることでかなり斬新にも出来る一方で、レシピの存在によっていくらでも保守的にできるという利点があるんだよな〜と改めて思った。で、変わらない味をキープしてくれる店もこういう時代だからこそ必要な気がするし、なかなか他の業界ではそれが難しくなっているような気がしないでもないのである。ああ、昔は岩波や新潮の本といえば……なんで自分の属する業界についてはともかく、NHK大河ドラマなんかも往年のファンをがっかりさせているのはまちがいない。今年の「平清盛」は第一回から「汚い」という批判があったようだけれど、私は映像的にはとてもいいと思っていて、むしろ映像に頼ってなんとかしようという魂胆がアリアリな感じで戴けない気がするのは昨今のTVドラマに共通していえることである。昨日おいでになった岡野夫人からもその話が出て、「第一回からセリフでテーマをべらべらしゃべっちゃうなんて、絶対あっちゃいけないシナリオだよね〜」とお怒りでした。ちゃんとしたドラマを見ていない世代にとってはシナリオがどんなものかもわからないだろうし、
制作者もそれをチェックできるような世代ではないのだろうし、とにかく往年のファンの心が安らぐ時間帯ではなさそうなので、今年もこの時間帯はどうやらパスしてしまいそうである。
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コメント (1)
何時からでしょうか、何でもマヨネーズにトウガラシ、味の濃い物とピリ辛なものをかけるようになったのは。
下世話ですが、お好み焼きもタコ焼きも昔はマヨネーズなんてかけなかったし、烏賊の一夜干しにもマヨネーズはつけなかった。私は今でもこれらにはマヨネーズはつけません。烏賊の一夜干しなんて烏賊の美味しさが消えると思うのですが。
テレビドラマも安直になり「見たい」と思わなくなりました。
「平清盛」映像はあれくらいでいいと思います。またあの時代は常に砂ほこりでもっと視界はかすんでいたかも?着るものも武士は一番下層階級の番犬みたいな扱いですから、あれくらい汚れていたと思います。が、続けて見たいとは思わないです。
投稿者 お : 2012年01月19日 22:23