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2012年01月16日

オニオングラタンスープ、穴子と慈姑のフリット、鰆と春野菜のオーブン焼き、牡蠣と菜の花のクリームパスタほか

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角川春樹事務所の原さんと並木拍子郎種取帳シリーズ第四弾「四文屋」の刊行に関する打ち合わせをしたあと大宮駅前のイタリアンBuon Viaggioで会食。10年以上前から細々と書き続け。今回久々の刊行となるこの捕物帖シリーズで、震災直後に書き出した今回は殺人を扱った作品が自ずと控えめになっていて、原さんは「それが却っていいと思うんですよ」と仰言った。6月刊行の予定で、発売前にまたこのブログでお知らせしますが、その節はまた皆さまどうぞよろしくお願いしますm(_ _)m
食事しながら原さんからは出版界の諸事情をいろいろと伺ったが、「前に松井さんが仰言ってたことで、大型マンションに必ず図書館を設置する法案を作るというのと、出版界から誰か国会議員を出すという話、あれって今ホントに必要だなあって、つくづく思うんですよ」と仰言ったのはどうやら消費税がらみのことがあるらしい。たしか入場税に関しては、歌舞伎は古典演目に限って無税となっていた経緯があり、それに対しては国会に働きかけがあったので、消費税に関しても出版界が何らかの免除を求める動きがあってもいいのではないのか、というような話を以前たしかに私はしたのだった。
消費税が10パーセントになったら勿論さまざまな業界に響くとはいえ、住宅やクルマや大型家電の類は駆け込み需要という側面もあるけれど、出版物の駆け込み需要ってナニ?てな感じだし、単価からみて最も値上がり感が顕著になりそうだから、出版界はみな戦々恐々としているのではあるまいか。ただそれ以前に出版界自体が今後生き残りをかけてどんな風に動いていくのかが問題だろう。とにかく近年はどんな業界も一年一年で状況がガラッと変わってゆくので、上から下まで先のことはほとんど誰もわからない感じで動いているといってもいいような気がする。こういう時代は何事もあまり思いつめ過ぎると心を病んでしまう恐れがあるから、きょう一日を精一杯努力もし、楽しみもして、あとは野となれ山となれ方式で生きてくしかないように思うし、そのためにはまず躰を鍛えといたほうがいいよね〜というのが原さんと私の毎度の結論になるのでした(笑)


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コメント (2)


並木拍子郎シリーズ、続編、嬉しいです。6月を楽しみにしております。

ところで、出版会からの政治家、ご発言。まさか、まさか、松井様が、扇オバサマにならって、担ぎ出される事がない事を、切に切に祈るばかりです~。

ちなみに、私の息子が通う小学校では、図書館ボランティアを募ると、相当数の応募があるそうです。これは、学校の図書館活動=本の読み聞かせ、蔵書の整理、図書購入の計画と実行など、に対し、父兄の間で、それなりに、興味も関心も、また、期待もあるからだと思うんですよね。なんだかんだ、私は、自分の周りは、「活字」好き、「本」好きな人が多いな、というのが実感なんです。図書館も、町の本屋も、もっともっと活性化できる、と思うんですよね、、、。

投稿者 miyako : 2012年01月17日 14:44

出版会から政治家、石原都知事がいらっしゃるのでは?何処かの週刊誌が「国政に復帰を考えてる?」と書いていたように思うのですが。私は都民では無いので石原都知事がどの程度図書館を増やされたか全然知らないのですが。
作家と出版家は違うのでしょうか?
私も含めて周りを見渡しても、まだIPATやIFONで読書している人はいません。やはり本は活字を追いかける面白さが無ければ読書を楽しむ境地にはなれないと思います。
並木拍子郎シリーズ続編お待ちしてます(^◇^)

投稿者 お : 2012年01月17日 22:52

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