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2012年01月10日
刺身の盛り合わせ、白子の天ぷら、牛タンのシチュー、鯛兜の酒蒸し、卵焼き、鯖棒鮨ほか
渋谷東急本店前の「春秋」で道産子馬トモの会食。
翻訳家の松岡和子さんに、釧路鶴居村のどさんこ牧場へ初めてお連れ戴いたのは去年の5月で、今夜はその時にご一緒したFさんとHさんと4人で新年会を催すことに。お二人ともお会いしたのはその時が最初で、今夜が2度目なのだけれど、なんだか長年お付き合いしている方々のように馬の話がはずんでしまうのは何故なんだろう?と、これは馬でお知り合いになった方皆さんに思うことでもあるのだった。
今夜の4人は私を除いて皆さん自馬をお持ちの熟練者なので、乗馬界のとてもディープな側面も身をもってご存じでありながら、馬に対する純粋な愛情をとても無邪気に語られるので、話を聞いていても気持ちがいいのである。馬に対する愛情は、当たり前だが全く見返りを求められないものだからして、ただただ贔屓として貢ぎ続けるといった感じの気前の良さが、これは自馬を所有するしないに関係なく、私が知っている馬好きの人たち皆さんに共通しているように思えるのだった。
昔わたしが歌舞伎の世界にドップリ浸っていた頃にも、役者に対してそんな風に接しているご贔屓さんがまだいくらかいらしたけれど、芸に対する理解や愛情と、役者に貢ぐだけの経済力とが一致するようなご贔屓さんはだんだん減っていく一方で、役者のほうもなんだか偉くなりすぎて、無邪気な可愛らしさのようなものは喪われてしまい、昔の芸人とご贔屓のような関係はもう成り立たなくなっているのではなかろうか。もしかしたら、それで私は馬を贔屓し始めたのかも?なんてことまで考えてしまいました。
で、今夜の4人が最後に一斉に口にしたのは3月に封切られるスピルバーグ監督作「戦火の馬」で、これはもともとロンドンのミュージカルで現在もNTで上演されているらしいとの情報を松岡さんからお聞きして、久々にロンドンに行きたくなった私であります(^_^ゞ
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