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2011年12月23日
モロヘイヤのスープ、ラクダ肉のシシカバブ、ワニのタジン鍋
渋谷の東急文化村ギャラリーでミヤケマイさんの個展を見た帰りに近くのエジプト料理店「ルクソール」で幻冬舎のヒメと会食。
文化村改装発進のオープニングを飾る今回の個展でミヤケさんは原発事故を非常に意識したある意味で挑発的な作品群を発表している。中でも航空機部品の一部を素材に使ったらしい作品群は、遠くからだと全体像がしっかり見えるのに、近くに寄れば却って朧気になってしまうという独特の効果を生みだして、諸外国から伝わる情報と自国内で流通していた情報に恐ろしい落差のあった事故に対する皮肉なメタファーが展開される。ほかにも水や食物やさまざまな汚染による人類滅亡のシナリオが、ユーモラスで可愛らしく且つどこか冷ややかで厭世的な彼女独特のタッチで表現されていて面白い。シアターコクーンにいらっしゃる方は少し早い目に行ってご覧になることをオススメする。
ヒメとは今期2度目の忘年会で、今回は「松井さんなら、ゼッタイ面白がっていただけるんじゃないかと思って」エジプト料理店をご予約くださった。ところがここが単なるウケ狙いに留まらず、何を食べても味付けが上品で結構オイシイのである。ラクダ肉はさすがにちょっと硬めで食べにくかったけれど、羊ほどの臭みはなかったし、何といっても絶品はワニ肉で、ほどよく脂がのって鶏肉よりもジューシーだし、ゼラチン質も豊富でスッポンよりもはるかに食べでがある。ちょっとやみつきになりそうな食感と味わいでした(^_^)/
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コメント (1)
私も見ました、ミヤケマイのハニカムシリーズ、面白かったです。
一言不発。
これまでの掛け軸のも、よかった。
投稿者 せろり : 2011年12月24日 15:34