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2011年12月17日

若狭小鯛の干物、姫路おでん

ふたつとも伊勢丹クインズでゲット。大宮のクインズではなぜか福井県の物産をよく見かけます。
NHKスペシャルで税と社会保障の改革をテーマにした討論番組を見ながら食事。この問題に関しては年齢や立場やその他もろもろの条件によって考え方が分かれるだろうし、誰もが満足のできる結論なんて出るわけがないのだけれど、社会保障を充実する代わりに物凄い増税に走ったフランスと、年金の支給を抑えにかかったドイツの例を見せられて、日本の場合はフランス式がどうも無理な気がして、まだドイツ式のほうが成り立つように思われたのだった。私自身は再来年から年金を受け取る資格がある年齢なので勿論それが先延ばしになったり減額されないに越したことはないのだが、それでも現役世代に負担をかけすぎると逆に片身が狭くなるような気がして嫌なのである。若い担当編集者の方にはよく「私があなた方にしてあげられることは早く死ぬことぐらいだよね~」と冗談半分にいうのだけれど、半分は本気でもあって、なるべく他人様の負担にならないうちにとは思っても、寿命は自分では決められないので、結果どうなるかはまるでわからないのだった。で、こういうことは今現在のお年寄りだって同じだろうと思うので、この問題が顕在化したために肩身が狭いようで嫌な気持ちになられた方もいらっしゃることだろう。それにしても、高齢化は別に日本だけが抱える問題ではないようだから、第二次大戦後に人類の寿命は飛躍的に延びたのであろう。生物学の長谷川真理子先生によれば、人類の本来の寿命は120歳で、今まではそれに到達する以前に死ぬケースが多かったのだが、医療の発達等でだんだん本来の寿命に近づきつつあるということらしい。つまり平均寿命はまだまだ延びる恐れがあるわけで、そうなると社会保障は同世代間で賄うようにしないと、どうやりくりしてもムリということになるし、その結果、大金持ちになった人も、ビンボーになっちゃった人も、年取ったら全部チャラ、てな感じになると、まるで人生ゲームみたいでそれもいいかも、という気がしてきました。


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コメント (2)


今朝、新聞を開いて「小説すばる」新年号予告に新連載「壷中の回廊」を見つけて、早速、買いました。5月のオフ会から7ヶ月余り。いよいよ歌舞伎バックステージ・ミステリーが始まり、自分がリクエストした小説が現実になるという初めての経験で、やや興奮気味です。巻末エッセイ「昭和5年という年」で、時代背景、関東大震災からの復興や世界大恐慌という、今と相通じる世相や、歌舞伎界も前進座成立につながる動きがあったと知り、期待が高まります。これから長いお付き合いになる訳で、まだ折り目も付いておらず、読むのが勿体ないので、少し温めてから大切に読ませていただきます。

投稿者 ウサコの母 : 2011年12月17日 22:07

120歳(+_+)気が遠くなりそうです。私も含めて年金世代がそんなに長生きしては、どんな改革をしても財政は破たんします。
100歳を越えてピンピンなんて日重原医師くらいでしょう。何らかの保護を受けなければ暮らして行けないのに生きている。
ため息が出ます。

投稿者 お : 2011年12月17日 22:24

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