トップページ > チヂミ
2011年12月13日
チヂミ
市販のチチミ粉を使って作る。具は豚肉、ニラ、キムチ。松岡和子さんから頂戴した美味しい韓国味噌と新大久保でゲットしたコチュジャンを酢醤油と混ぜ合わせたタレで食す。
中国の船長は相変わらず乱暴狼藉を働いているし、米国では海兵隊の引っ越し予算が議会で承認されなくてますます普天間基地移転問題が先行き不透明になるし、消費税増税案には与党の幹事長まで慎重発言をして税と社会保障の一体改革もどうなることやらという感じだし、週明け早々重要ニュースが山積みであるにもかかわらず、今日お昼ご飯を食べながら見たTVで、私がちょっとひっかかったのは、来年度から中学で武道とダンスが必須になる!?に当たって、武道の中では柔道を選ぶ学校が多いらしく、実際に指導出来る先生が確保できるかどうか危ぶまれているというような報道である。確か音楽の授業に邦楽を取り入れようとしたものの、三味線を弾けるような先生がまるでいなかったというような話が過去にあったような
気がするのだけれど、あれは一体どうなってしまったのだろうか?まだムリクリやってるのだろうか?それとも止めちゃったんだろうか?あるいはしっかり定着してそれで子供たちの間で和太鼓がブームになってたりもするんだろうか?どなたかご存じの方があれば教えてください。
それにしても、この種の日本回帰的な教育を始めようとした時には、それを教えられる人がほとんどいなくなっていたという事実は、英語を喋れる先生がほとんどいなかった時代に英語教育を必須にした国ならではの皮肉な現象ともいえる。で、現場はいつも文科省は一体何を考えてんだ!!!とお怒りモードで混乱してるのだろうか?少子化の進行が目に見えてる時期に大学の認可を増やしちゃったりしたのも含め、こうした無計画性を見るにつけ、一体どういう頭脳でどういう教育をされた人が文科省に入省してるンだろう?と不思議に思えてならないのである。日本回帰的な教育に関しては、森や町村といった自民党文教族の置きみやげが今日にようやく結実したというようなことかもしれない。何しろお役所仕事だから、それが発想された時点と、実現される時点とにタイムラグが生じるということも、教育現場にとっては頗る迷惑だったりするのではないか。それは「ゆとり教育」なんかに顕著であって、それが実施されだしてから、すぐに世界は「ゆとり」なんて言ってる場合か!!!という激動の時代に突入したのでした(-_-;)
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kesako.jp/cgi-bin/mt/mt-tb_kesako2.cgi/2123
コメント (6)
確かに今から20年前くらいに音楽教育に邦楽を取り入れるという話があり、大阪府立の高校で一部日本の古典芸能課?のような学部が出来ました。学部と言っていいのかどうかわかりませんが、一応学部が出来た高校では続けているようです。ただ何校あるのかは知りません。芸能関係でプロになってる卒業生もいるようです。
何故今頃体育に武道を取り入れるのか判りませんが、柔道を選択されたのは道具が要らないからだと思います。しかし現在も柔道をクラブ活動に取り入れてる学校で事故が多く(顧問の教師が経験が無いために起こる事が多いようです)訴訟問題になって新聞にも事故の記事が掲載されています。柔道の事故は死に至らしめる事や脳挫傷、脊髄損傷で下半身麻痺も起こります。もう一度どうしてもこの時期に柔道を授業に取り入れるべきか?考えて頂きたい。どうしてもと言うのなら専門の方が授業をされる事も検討すべきじゃないでしょうか?
投稿者 お : 2011年12月14日 14:26
霞ヶ関の思いつきで現場は迷惑でしょうね。
日本文化を~なんて言葉で必須科目にするなんて乱暴すぎです。
協会の後押しを受けての国会議員の元オリンピック選手が、「賛成です」なんて無責任に音頭を取るから変。
晩酌子の姉が「柔道危ないで、何も学校でせんでも民間のクラブあるんやから、ホンマにやりたい家の子は外で習えりゃええだけの事やのに」と
お様のおっしゃる危ない事故で重度の後遺症のニュースを見ながら言うてましたわ。
なんか、また妙な天下り先を作ったろと思ってるんちゃうでしょうか。
日本学校柔道教育推進会うんぬん・・とそれに似たような連盟があと4~5個も作れそうですね。(推進を促進にしたり青少年を付けたりして)役人とはそういうことを考えさせたら天才ですもんね。
投稿者 毎晩晩酌 : 2011年12月14日 17:19
内田樹が述べています。苅谷剛彦『階層化日本と教育危機』を読んで、そのインパクトに驚いた、と。
『階層化日本…』は79年と97年の統計に基づいて教育危機の実相をあらわにしたもの。では、もっと激動したであろう その後の97年から08年までのあいだに学校では何が起こっているのか、それについてのレポートを人は知りたい。
しかし、苅谷剛彦の研究チームの共同研究は2007年度の科研費申請がリジェクトされていた。
『階層化日本…』は教育の現状について、重要な研究であり、被引用回数においても、国際的な評価においても、同時期の教育研究の中で群を抜いたものだと内田樹は思っている。
その継続が科研で拒否されるというのは、どういうこと?
日本社会における階層化の力学を解明されることから不利益を被る人々でもいるのだろうか?と。
投稿者 せろり : 2011年12月14日 19:38
月刊誌「邦楽ジャーナル」2011年5月号NEWS欄に下記の記事があります。
見出しは
文化庁「伝統音楽普及促進支援事業」
実演家・教員・調整者の三者が協力して
要約すると
文化庁が23年度から3年間「伝統音楽普及促進支援事業」を実施する
事業実施の背景
1日本の伝統音楽を絶やさないためには、若者や子どもなど、将来の演奏家や聴き手が育つような環境づくりが必要なこと
2平成20年度の新学習指導要領改訂のポイントのひとつに「伝統や文化に関する教育の充実」が掲げられており、「そろばん、和楽器、唱歌、美術文化、和装の取扱いを重視」「古典、武道、伝統音楽、美術文化、衣食住の歴史や文化に関する学習を充実」と言った文言が記されていること。
でも教壇に立つ音大出の先生の多くは、邦楽を知らないので
実演家
教員
両者を繋ぐ調整者(通訳がいないと、違う世界に住む同士の意思疎通はムズカシイ)
の三者が協力できる仕組みを作らなきゃ
という事業だそうです
投稿者 ちんとんしゃん : 2011年12月15日 09:40
「伝統音楽普及促進支援事業」の具体的内容は
実演家団体から次の3種類の事業を募集し、採択した事業に支援するというもの。
1合同研究事業
学校の授業で教えるために必要な指導方法について、実演家、教員等が合同で行う研究会、講習会等。
2コーディネーター支援事業
学校で授業を行う場合に必要な、外部講師との調整や準備を担う、調整者を育成する研修会。
3教材作成事業
学校の授業で児童生徒に指導する際に用いる参考書、教則本の作成。
投稿者 ちんとんしゃん : 2011年12月15日 09:46
ちょうど10年前、公立校の中学生でした。邦楽の授業を受けた覚えがあります。まず、邦楽器についての説明があり、そのあと、ビデオ鑑賞をし、最後に琴に触れるという流れだったと記憶します。どれくらいの時間をかけて授業をしたか覚えておりませんが、数時間だったと思います。琴に触れる授業は学校外から講師を招いていました(地域でできる方にきてもらっていた)。楽器は学校のものだったのか、記憶がはっきりしません。
高校でダンスの授業も受けましたが、先生より生徒主導
でした。先生は研修でやったのか、エアロビクス的なも
のでした。先生がダンスを得意でないのは、生徒からもわかり、結局は習い事でダンスやバレエをやっている生徒を中心に文化祭的ノリでダンスをした、という印象です。
先生も迷惑だろうし、生徒も迷惑と言ったら変かもしれませんが、なんだかなぁ、と思ったのを覚えております。
投稿者 せな : 2011年12月16日 00:06