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2011年11月17日

もんじゃ焼き、海苔塩焼きそば、鶏照り焼き、豆腐とじゃこのサラダ

16日の夜はお茶の稽古の帰りに麹町の「文字平」でクルックの矢内さんと食事。
お互い同じお茶の稽古場に通いながら、矢内さんとは半年以上お目にかかるチャンスがなくて、この間震災とそれに伴う原発事故により、大きく仕事をシフトチェンジされてからお会いするのは初めてだった。現在は編集の仕事を最小限に抑えて、専ら食の安全を目指した生産者ネットワークに関わるお仕事をなさっているようで、農産物でも本当に美味しいものを作るには物凄い手間暇と時間がかかるものであり、短時間で大量にできたりするのは、そこに必ず農薬なり何なりの人為的な操作が入っていることを、現場に行けば肌で痛感するというような話をいろいろと伺った。その上で、「モノはなんでも安く作るのが消費者のためみたいに考えるのって、どうかと思うんですよね。手間をかければそれなりの値段もかかるわけだし、でもそれを言いだすと、食糧危機はどうするかという問題になっちゃうし、食がブランド化するのもどうかと思うけど、でも結局は二極化するしかないんでしょうか?」という具合に悩みは深いようである。おまけに原発事故で、来年からはたとえば醤油ひとつとっても、大豆が日本産かどうかを気にするばかりでなく、日本のどこで穫れた大豆かまでチェックしなければならない状況になったことの不幸が身にしみるとのこと。一方で、二本松で土地改良から始めて誠実な米作りをしていた人が農業を廃業せざるを得ない状況に追い込まれた話をご本人からされて、涙無くしては聞けなかったとのこと。本当に日本は大変なことになっちゃったよねえ、と、お互い改めて言い合いました。


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