トップページ > 鶏手羽の唐揚げ、豆腐、茸の天ぷらほか
2011年09月14日
鶏手羽の唐揚げ、豆腐、茸の天ぷらほか
夕方に「クロワッサン」の取材でお見えになった船山さんと一緒に近所の「鳥良」で食事。
船山さんは旧友の劇作家、岡本蛍の小学校時代の親友で、スタジオジブリでアニメ化された『おもひでぽろぽろ』にチョクちゃんとして登場している。ほぼ同世代だから取材後も話が大いにはずんだ中で、やはり3.11を境にお互い物の考え方がガラっと変わったという意見で一致した。船山さんはちょうど前日にクリント・イーストウッド監督作の「ヒアアフター」で津波のシーンを見たあとだったから、それが現実に起きてしまったことに何ともいえない衝撃を受けられたそうである。ご両親がもともと三陸出身で、お嫂さまが福島出身ということもあって、当然ながら原発事故の話にもなり、事態はまだ何も収拾されていないにもかかわらず、「再稼働しなきゃいけないんですかねえ……」という、これまた当然の疑問が互いの口をついて出るのである。そこから近代の国家主義に代わる現代の企業論理というものについてや、消費型資本主義に冒されてしまった人類の未来は果たしてどうなるか?といった壮大なテーマに話が及んで、あっという間に
時が流れてしまった。その一方で亀を見たいと仰言ってベランダに出られたら、♂カメの俊寛がえらく興奮してあとを追いかけ回すので、「いや~人間の男はもうこんなに寄ってこないですからねえ。何だか華やいじゃいましたよ~」と妙にご機嫌な船山さんでした(^_^)
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kesako.jp/cgi-bin/mt/mt-tb_kesako2.cgi/2036
コメント (2)
東京電力、その他の電力会社も含め、そのやり方が暴露された今となっては、今後どこで、何が起こっても「想定内」です。
原発は、もともと、使用済み燃料棒の処理方法にも安全性が問われる中での見切り発車。
そう遠くない将来、私たちの孫、子の代に、多大な損害や恐怖を残すことも充分に想定内です。
そういう事実を踏んでも、まだ私たちは、今の自分達の快適さ、便利な生活を大事にして原発に固執するのでしょうか。
脱原発の流れをヒステリーと称した政治家もいましたが、その不安定さ、危険が明らかになってしまった今、あえてその方向に進むのは、むしろ自殺行為で、現代人のエゴであると思います。
地球のこの先のことも考えるなら、原発稼動は最小限にし、現在の電力供給のシステムを見直し別の代替エネルギーの開発を待つ、原発は、想定外が100%ない技術力を確保するまで稼動しない・・・という方向を選びたいです。
投稿者 きのじ : 2011年09月15日 10:14
きのじさんのおっしゃることは私もずっと思っていることです。
いまさら電気を使えない生活には戻れませんが、やる気でやれば、原発を使わない生活はできそうです。それと共に企業が節電を考えた使い方をすれば、原子力は絶対に必要なものではないと思います。
泥鰌内閣がどう立ち回るか予測はできませんが、今、現在より未来を見据えた発言であるように希望します。(絶望的?)
蛇足ですが、前回つっこみと表記したいところをつこっみと表記してしまい申し訳ありません。お許しください。
投稿者 nao : 2011年09月15日 22:24