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2011年09月10日
サムギョクサル、海鮮チヂミ、トッポッギ、チャプチェ、春雨の腸詰めほか
キューピー3分クッキング編集部の志村さん、デザイナーのジョさんと石黒さん、Pメディアの三村さん、元米朝事務所の大島さん、スラッシュの守部さんと一緒に新大久保の「広東の思い出」で食事。
今日は午後からジョさんのご案内で新大久保のコリアタウン探索を敢行。ジョさんは来日8年にして日本語がペラペラで日本文化に対する理解も深い方なのだが、韓流ドラマにめちゃハマリの大島さんにそのことを話したら、一度ぜひお会いしたいとのことだったので、震災前にコリアタウン巡りを企画して、今日ようやく実現に漕ぎつけた次第。
新大久保駅はグローブ座で芝居を見た時に降りた覚えしかないが、今日久々に降りたら、改札口からして原宿の竹下口状態なのにビックリ(@_@) まずは駅近くのイケメン喫茶でお茶をするにも、志村さんがなんと1時間以上前から行列して席取りをなさるという大変さで、とても長居が出来ない雰囲気なのだ。通り沿いに韓流スターショップがずらずら並ぶあたりも竹下通りを思わせて、以前この町が感じさせた危うい雰囲気は今や微塵もない。高麗博物館ではかつての日本と韓国の危うい関係がしっかり展示してあり、それを見てから全員でチマ・チョゴリを着て撮影。韓国の伝統茶もしっかり味わってから、予約をしてもらったた有名韓国料理店でどっさり食べ、これまた有名スーパー「韓国広場」でどっさり食材をゲットして、一同は丸半日韓流を満喫した。大島さんはドラマから得た知識で今や各店の店員さんと韓国語でやりとりしたり、少しはハングル文字まで解読できるという驚きの韓国通で、片や私は最近になって「イ・サン」でやっと韓流ドラマを見始めたくらいの不案内な人間なのだけれど、ジョさんと話すうちに韓国と日本文化の共通点や相違点が次々と浮かびあがって興味が尽きないのだった。以前、韓国時代劇映画「王の男」を見たときに、その話が一体いつ頃の時代の話なのか見当もつかない自分に驚いて、考えてみたら隣国なのに韓国の歴史は学校の世界史で習った記憶がゼンゼンないし、個人的に購読した世界史の本を見てもほとんど韓国の歴史には触れていないことに気づいたのだが、その話をジョさんにしたら、「私たちも同じですよ。世界史ではヨーロッパや中国の歴史は習っても、日本はほんのちょっとだけしか」とのことで、そのほんのちょっとだけが恐らく両国にとっての不幸な時代なのだろうから、やはり不幸な時代のことも含めてお互いきちんと両国の歴史は学ぶべきでしょうねえという話になった。フランスやイギリスやドイツは互いに戦争を繰り返して
も、それをきちんと学んでいるからこそある程度の信頼関係も構築できるのだろうし、もういい加減アジア諸国もそれくらいの成熟度には達してしかるべきだろうと思う。聞けばジョさんのご両親はちょうど私の世代なのだそうで、だからもう日本に対する反感というようなものはほとんどなくて、ジョさんが日本で就職することにも反対なさらなかったそうである。日本でも私の世代だと、常識的な人ならそこまで偏見の強い人はまずいないし、かりに偏見があっても、それを表立って口にするような人はよほどの愚かな人間と判断されてしまうだろう。とにかく世界の民度は少しずつアップしているのは確かで、そうした成熟を遂げられない頑なで偏狭な民族主義は今後あらゆる地域で世界のお荷物となっていくのは間違いない。
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コメント (2)
わあ!素敵です!私も冬のソナタなんて日本の昔のメロドラマじゃないかなんて馬鹿にしていたのですが「チャングムの誓い」ですっかり韓国時代劇にはまりました!綺麗な衣装面白い髪形、身分によって髪が段々豪華になってその重さに女優さんが腰を痛めたなんて事も。それにこんなに近くなのに歴史を何も知らないのにびっくり!韓国の歴史の勉強までしちゃいました!勿論ご贔屓の俳優さんもいます。韓国行きたいです。
今bsでトンイいう時代劇もやってます。イサンの三代前のお話と思います。
投稿者 ねこかおる : 2011年09月11日 09:08
食べ物の世界でも韓流がフツーになりましたよね、キムチ、ピビンバ。煙らないきれいな焼肉屋も当たり前に増えましたし。私が良く行く市場に松坂慶子似(それ以上かも、美に国境は無いですね)のキムチ屋があります、大陸からこちらに嫁に来て40年なそうな。
その女店主が「京都はぶぶづけ、同じ同胞でも京都に嫁入りしてる人は大変やて」とまぁ、どっぷり嫌京都人なナニワ商人を地でいってはります。よく立ち話をするので、細かい事を聞くに付け、愛憎のレベルが日本なんか可愛いもんだなと認識させられます、例えば嫁姑の話、「もし火事になったとして息子が母か嫁かどちらを助けるのか・・・」と密着度がスゴイです。
日本人からすれば、同じ肌髪背丈と最初から自分たちと一緒なんだと間違った認識で見てたから、失敗したんでしょうね。この頃は違いを楽しむ余裕が出てきたからうまく付き合えてるんでしょうね。
松井センセ、チマチョゴリ似おてはりますね、それで気付きましたが、結構なで肩派ですか(小爆)
投稿者 毎晩晩酌 : 2011年09月11日 20:01