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2011年06月06日

カレーライス

ときどき食べたくなって作る市販のルーを使ったお手軽なカレー。
原発の敷地外でプルトニウムが見つかったというニュースはその後あまり大きく取りあげられないけれど、
昨夜のNHK教育でプルトニウムの他にもストロンチウムなどさまざまな放射性物質が遠く離れたいわゆるホットスポットにも飛んでる可能性は否定しきれないと研究者が話したので、わざと報道を控えているのかも?と疑心暗鬼になってる人もいるのではなかろうか。
とにかく今日は政局がらみの報道が多くて、食事しながら見たこれもNHKの「クローズアップ現代」ではゲストの岡田民主党幹事長にインタビューする国谷キャスターの顔と声が完全にお怒りモードだったのも当然かと思われた。それにしても日本の政局と称する議員同士のケンカは所詮感情的な対立でしかないのかも?と思えるくらい、理念の衝突という側面が見えにくいのである。たとえば子供手当にこだわる小沢派は自分たちが一体どういう層にアピールできると考えているのだろうか?なんてことを思ってしまったのは
ペルーの大統領選で候補者ふたりが共に貧困層に支持基盤を置いているという報道がなかなか面白かったためで、現在の日本の政治は、政治家も投票する側もお互いに自らの立ち位置が鮮明に見えてこないのが一番の問題点なのかもしれなかった。たとえば自分は年収の少ないフリーターでも、親が東京に宅地を持っていたとしたら貧困層には分類されないだろうし、逆にそこそこの年収があっても高齢の親と学童ををダブルで抱えておれば富裕層の実感はないはずだ。つまりはかつて一億総中流といわれた日本の名残がまだ少しはあるために、階層的な対立が生まれず、結果、それを意識した理念も持ちにくいので浮動票
が多くなるといった構図ではなかろうか。あれもこれもというようなことは絶対できないはずなので、せめて「社会福祉や保障はきっちりするけど税金を多めに払ってね!政府」なのか、「税金は少なくするけどほったらかしにするから皆さん勝手によろしくね!政府」なのかという、わかりやすい選択肢にたどり着けるようなチームの組み替えを政治家がしてくれないと、有権者も意味のある投票行動が取れないのである。
それにしても、「みんなの党」とか「新党日本」とか「国民新党」とか、誰かれなしに取り込もうとするような雰囲気ネーミングは如何なものか。
いっそむちゃくちゃ細分化して「大企業中間管理職党」とか「非正規雇用者党」とか「中小零細企業経営者党」とか「フリーランス労働者党」とか「専業主婦幼稚園ママ党」とか「共働き保育園ママ党」とか「都市部在住党」とか「高所得高齢者党」とかそれぞれの立ち位置を鮮明にした党名を自ら名乗ってみたら、自分にとって理想的とはいわないまでも、支持してもいい政治的理念が少しは見えてくるかもしれません。


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コメント (1)


自分たちの立ち位置を明確にした政党に賛成!(^^)!
みんなの党なんてネーミングは作られた時から「ふざけてる((+_+))としか思えませんでした。「立ち上がれ日本」なんて立ち枯れしかけている方達のクラブ活動のような気がしてました。今日のクローズアップ現代、国谷さん、お美しい方だけに余計険しく見えましたね。

投稿者 お : 2011年06月06日 22:31

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