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2011年02月08日

鶏の水炊き

「新三浦」みたいな白湯スープはとても作れないので(笑)、鍋に水と昆布を入れて、煮立ち始めたら昆布を引き揚げて酒をたっぷり注ぎ、沸騰したら温度を下げないように骨付きもも肉をドバッと入れず、ひとつずつ丁寧に加え、ふたたび煮立ったら塩で軽く味付けしてから野菜類を入れ、今晩はポン酢と柚胡椒で、明日は味醂と醤油で甘辛くして2バージョンで食べるというのが私のやり方です。これでも昆布だしは60度、鶏だしは95度で取るというような国家試験の問題をみごとにクリアしてるペーパー調理師なのでした(^_^)/
自宅で独り仕事をしてると、人様とご縁がある日と無い日が極端に分かれるもので、今日は朝から次々と色んな方からご連絡を戴くのがちょっと不思議なくらいでした。
その中で拙著がらみの件だけここに記すと、 まずは幻冬舎のヒメから、『吉原十二月』が重版になったという嬉しいお知らせで、これもひとえに読者の皆様のおかげですm(_ _)m 単行本を出す予定は当分ありませんので、もしまだお読みになってらっしゃらない方があればこの際にどうぞと宣伝もしちゃいますm(_ _)m
次に漫画家の伊藤結花理さんから、『吉原手引草』の劇画化についてのご提案があって、これはもし実現したらとても有り難いお話です。
その次は講談社の文庫担当の新(あたらし)さんから、『そろそろ旅に』の文庫解説をお願いした、しりあがり寿さんの原稿がメールで送られてきて、これまた著者としてはとても嬉しい文章でしりあがりさんに感謝!!講談社の文庫版としては、『仲蔵狂乱』の萩尾望都さんに次いで漫画家さんにお願いした形ですが、どちらにも素晴らしい解説を頂戴して作者冥利に尽きます。
新さんとほぼ同時に来たのが同じく講談社の書籍担当、堀さんからのメールで、こちらは『星と輝き花と咲き』がフランスで翻訳出版されるかもしれないという、嬉しいけれどちょっと意外なお話でした。何しろ女義太夫を主人公にした物語だけに、シャンソンみたいな理解を得られるのかも?とは思いつつ、太棹三味線のデンデン、チンチンとかいう擬音は一体どんな風に訳されるのか興味津々であります(@_@)



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