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2011年01月06日

鴨雑煮、サワラの味噌漬け、昨日の残り

今日はお昼に幻冬舎のヒメこと木原さんが『吉原十二月(じゅうにつき)』の見本をご持参になった。表紙絵は『手引草』と同じ宇野画伯が担当されて、前回に勝るとも劣らぬ出来映えに「これは絶対ジャケ写買いだよね~」と、こちらの声も躍る。内容はもちろんだが、今や単行本が文庫や電子書籍に対抗するには、CDやLPがジャケ写買いされるように、つい手元に置きたくなるような優れた装幀も望ましいところ。近々このブログにも表紙画像と紹介文をアップしますので、書店で探すときの参考にしてください。なお今月15日には全国の書店で販売される予定ですのでよろしく御願いしますm(_ _)m
 「それにしてもあんまりヒドくてビックリしました!写真見たらスカスカですもんね~」とヒメが仰言ったのはサギ商法まがいで問題になったネットおせちの一件だが、「装幀はリッパだけど中身スカスカの本もあるからねえ」と、私は年末にたまたま読んだ本でアタマに来た一件を話したところ、「確かに今はみっちり書き込まれた本よりも、ああいう勢いで読めちゃうような本が売れちゃったりもするんで、正直本を作る側としても難しい時代なんですよねえ」とのこと。芸のわからない人に芝居を見せる役者や、味のわからない人に食べ物を提供する料理人や、さまざまな場で似たような嘆きを洩らす方も少なくはなかろう時代だけれど、とにかく作る側はどんな時代にあっても自らができることをするしかないわけなので、私たちは今後も許される限り誠心誠意をもって良い本を作っていきましょう!!と年頭にあたってお互い誓いを新たにしたのでした。


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コメント (1)


本年も毎日、楽しみにしております。
「吉原十二月」もいよいよ!!!楽しみです!
今朝子さまの作品は、装丁も中身を映すようにいつも
楽しみです。読む前と読んだあと、しみじみ眺めてしまいます。(読んでる最中も、ですが)
中身も行間まで、ぎっしりと楽しみが
つまっていて・・・最高のごちそうをいただく気分で楽しみに
しております!!!
今年も本を読む喜びをたくさんいただきます!

投稿者 彩の女 : 2011年01月06日 22:35

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