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2010年12月27日
前菜三種盛り、干し大根入り卵焼き、海老と黄ニラの炒め物、牛肉のレタス包み、酸辣湯、台湾焼きそば
角川春樹事務所の原重役と大宮駅前の「花蓮饗廰」で食事。各社編集者の方と年内最後となる打ち合わせで、ずっと中断していた「並木拍子郎種取帳」シリーズを来年再開することについて諸々の相談をした次第。なにしろ原さんは取締役で諸事にお忙しいから、直接の担当は誰か若い編集者の方に任されてもいいようなものなのだけれど、律儀に自ら足をお運びになるのは、「大宮に来るのって、なんだか小旅行した気分で、結構なごむんですよねえ」ということもあるらしいのだった。今の担当ではもちろん最も古くからお付き合いのある編集者なので、お互い腹蔵なく色んな図書の話やら、出版界の話やら、世の中全体の話やらをしまくったのだけれど、原さんが今いちばん気になるのは若い人たちが素直すぎることだという。「私たちが若い頃はみんなもっと上に逆らってたような気がするんですが、今の若い人は最初から妙に現状を認めちゃってるんですよね」「確かに今は親に対する反抗期すらないっていうもんね」と私。「そうなんです。否定しないんですよ」「現状を否定しないところに進歩はないかもねえ。もう人類、行き着くとこまで行っちゃったってことなのかしら」てな話から、本当にあんまり先々のことを考えたらビョーキになりそうだから、自分と自分の身のまわりの人たちがなるべく不幸にならないように願うしかない、というような内向きの話になってしまった。もっともふたりとも根がとても楽天的なせいか、それでも暗いムードには少しもならずにゲラゲラ笑って歓談の時を過ごしたのでした。
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