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2010年12月09日
豆腐とじゃこのサラダ、鶏照り焼き、焼き山芋、ネギ焼き、海苔焼きそば
お茶の稽古の帰りに麹町の「文字平」で矢内さんと一緒に食事。
今日の稽古場で問題になったのは和菓子の「練切り」のこと。私たちがふつうに「練切り」と呼んでいるものを阪本先生は「こなし」と呼び習わして、どうやら京都のお茶の世界ではそちらのほうが一般的らしく「永楽(善五郎)さんかてそう呼んだはるえ」と仰言るのであるが、稽古場にいた弟子一同、初耳のコトバにびっくり(@_@)。「練切りいうたら、ほら、お雛さんのお菓子で、『あこや』いうんがあるでしょ。あれの先っちょが切ったあるようなんが練切りやないの」と言われても一同ポカ~ン。「それがなんでも練切りて言はる人が多いから、虎屋さんにも訊いてみたんや。そしたら確かにそういう言い方をしてましたなあて言はるんやけど」と、どうやら頼りない返事だったらしい。そうしたら今ちょうど偶然にも和菓子の本の編集を手がけてらっしゃるらしい矢内さんが、「岩波で和菓子の事典なんかも出してらっしゃる中山圭子先生と、近々お目にかかる機会がありますので、お尋ねしときますね」てなことでようやく一件落着と相成りました。それにしても、阪本先生と私とはそんなに年齢が変わらないので、お互いに和菓子の呼び名が違うなんて思いも寄らなかったし、「今朝子ちゃんは早うに東京に行ったさかい知らんかったんとちがうか」と言われて、なるほどそうかもしれない、と思うしかなかったのである。「小説新潮」で連載してるシリーズでも関東と関西の食文化や呼び名の違いは相当なものなので、今回の「練切り」と「こなし」も色々と文献を探せばはっきりするだろう。
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コメント (4)
お久しぶりです。
私も「こなし」と呼んでます。
京都には「こなし」をメインにお商売してる和菓子屋さんも有ります。そこはお干菓子の様に季節の形のも有ります。
投稿者 ともちん : 2010年12月10日 08:58
こんにちは。
京都ではよいお茶席で使うものは「こなし」と呼ぶような・・・。
坂木司さんの『和菓子のアン』に載っていたんですけど、関西と関東で材料(砂糖の量とか粉の種類とか)と呼び方が違うようです。
茶道が盛んな京都では、より微妙な管理が必要なこなしが発達したとか。
投稿者 りこ : 2010年12月10日 13:27
大阪では昔から≪こなし≫と呼んでいます。
食べ物では京風と江戸風は大変な違いがあります。
現在では東京へ行ったら≪うどん≫は食べられません。
そばは江戸風が美味しい。≪うなぎ≫は好き好き。
お雑煮は白味噌の京風が絶対。
まあ、お公家さんと武家風の違いでしょうか。
はっきりわかれてますなあ。
投稿者 プラネット : 2010年12月10日 18:03
大阪では昔から≪こなし≫と呼んでいます。
食べ物では京風と江戸風は大変な違いがあります。
現在では東京へ行ったら≪うどん≫は食べられません。
そばは江戸風が美味しい。≪うなぎ≫は好き好き。
お雑煮は白味噌の京風が絶対。
まあ、お公家さんと武家風の違いでしょうか。
はっきりわかれてますなあ。
投稿者 プラネット : 2010年12月10日 18:04