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2010年11月29日
豚肉とコンニャクとゆで卵のニンニク味噌煮込み
QPで見た料理。厚切りにした豚肩ロース肉とニンニクとコンニャクをじっくり炒めてから水と酒を加えて10
分ほど煮込み、味噌と砂糖で味付けしてゆで卵を加えてさらに煮込む。コンニャクは表面に切れ目を入れて茹でてから、表面がちりちりになるまで炒めること。味噌は香りを残すよう、2回に分けて仕上げにも入れること。写真のゆで卵がひしゃげて見えるのは、便利な市販の温泉玉子を使用したため。ボリュームたっぷりでコクのあるおかずだ。
食事しながらNHK7時のニュースで、またまたウィキリークスが、こんどは米国の外交機密文書を公開し始めたという報道を聞いていたら、外交官が他国の首脳を酷評している文書などもあるのがまずい、とのことで、ちょっと笑ってしまった。「あんなバカがよくトップをやってるよなあ」というホンネがあけすけに書いてあったりしたら、まとまる話もまとまらないのは世の常で、ホンネとタテマエがあるのは何も日本に限ったことでもなさそうである。
ともあれ自国をできるだけ有利に運ぶのが外交の鉄則だろうし、そのための秘密を暴露しにかかるのは、もはや近代に成立した国家という枠組みを否定する立場にあるのは明白で、IT革命がそうした近代国家の枠組みを突き崩す方向にも進むであろうことは、当然の帰結として予想された。ただ国家に代わる枠組みをウィキリークスがどのように想定しているのかがイマイチ見えない。創設者のジュリアン・アサンジ氏はもっと公正で公平な社会を望むという意図を明らかにするも、それがどのようにして達成されるかの道筋は示していないようである。
近代は資本家の利益擁護を優先する帝国主義VS無産階級労働者の社会主義といったわかりやすい図式があって、結果としてそれが絵に描いた餅だったにもせよ、一応の絵はあったから、その絵に基づいて
選択や議論もできたけれど、絵が見えないまま破壊活動だけが先行する状況がこの先に何をもたらすのか、かえって国家主義の巻き返しが激しくなるようで、人類にとっての不安は大きいというべきか。
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