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2010年11月15日
鯖の柚胡椒焼き、絹揚げと椎茸と小松菜の煮物
柚胡椒焼きはQPのレシピ本で見た料理。酒で溶いた柚胡椒に鯖を漬け込んでしばらく置いてから焼くだけだが、ピリっとして風味が感じられる。
モグラ叩きのような事業再仕分けがスタートとしたニュースを見て、つい想い出したのが、「僕らの頃でも総理大臣になろうというやつはいなかったなあ。やっぱりどうしても大蔵省狙いですよ。大臣なんかだと長くてもせいぜい4,5年だけど役人は一生モンですからね」という東大出のエンタメ評論家麻生香太郎さんの言葉である。 一生モンの職場を、4,5年もつかどうかもわからぬ政治家ごときに荒らされてたまるか、という官僚諸氏の意気込みに、世論にまで見放されつつある民主党が太刀打ちできるかどうかはとても心もとないと申すべきか。とにかく保身に汲々としてるのは何も官僚に限らないわけで、仕分けしたあとに開かれる有識者会議なるものも、結局のところ事業存続のアリバイ作りに利用されがちなのは、有識者に選ばれやすい大学の先生たちからして、今時はもう一生安泰といえそうな職業ではなくなっているからだった。誰もが将来不安を抱えながら長生きしてしまう今日、ついつい保身に汲々としてしまう男性陣には、幻滅を覚える女性陣もまた少なくないであろうことが容易に想像されてしまうのだった。日本人から「潔い」という美意識が消えたのは戦争のトラウマによるものかもしれないが、それならそれでタフネスとかネバーギブアップ精神を養って、硬直化した官僚組織にあくまでメスを入れるという政権交代当初の目的を完遂すべく見守るきだろう。やっぱりダメなんだよね~てな具合に一億総落胆で諦めが早いことは、「潔い」という美意識とは無縁のものであります。
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