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2010年10月20日
大名プラス大奥
今日のお昼はまたまた「小説新潮」のオイシイ仕事で大塚の「なべ家」さんでご馳走を戴いた。今回は柳沢吉保の孫に当たる大和郡山藩の大名が江戸守田座の近所にある芝居茶屋で食べた夕食を再現したものだから、いつにましてプロフェッショナルな江戸料理を堪能させてもらったが、小林姐さんの手前、詳しくはどうぞ「小説新潮」をご購読くださいませm(_ _)m
そのあと六本木ヒルズ東宝で幻冬舎のヒメと一緒によしながふみ原作の映画「大奥」を見て、老舗イタリアンの「シシリア」で食事。グリーンサラダ以下ゴルゴンゾーラのペンネや四角いピッツァやチーズカツレツなど、ずらり並んだ懐かしの味は今さらにとても美味しく感じられて、なんだかバチが当たりそうな一日でありました(^_^ヾ
マンガ「大奥」はご存じの方も多いと思うが、江戸時代にナゾの病気で男子が激減したという設定に基づいて男女逆転の大奥が描かれた作品で、荒唐無稽に見えて、ストーリーは意外にしっかりと辻褄が合い、男女を逆転させることで極めて高いフェミニズム的な批評性をも獲得した名作だとはいえ、少女マンガだからこそのストーリー展開が果たして実写でどうなるかは興味が持たれるところであった。で、映画全体の出来としては同じマンガ原作なら「さくらん」に軍配を揚げたいけれど、こちらもなかなか捨てがたいのは、吉宗役の柴崎コウが期待通りとてもぴったりのハマリ役だったという点と、大奥総取締役の佐々木蔵之介はもとより阿部サダヲやちょい役で出てる浅野和之ら達者な脇役陣がとても妖しくてイイところです。
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コメント (1)
とあるシネコンで「大奥」を鑑賞、エンデングで場内が明るくなった時、女学生の集団(5人くらい)が「柴崎こう、最高。めっちゃカッコええわ」と歓声を上げていました。(^◇^)
将軍に遊ばれる男達よりも女将軍役に憧れるんですね、高校生も。
あるお年寄りの述懐「お世話したいと思う、しっかりした娘さんは居ますのやけど、男がなぁ?大丈夫かいな?と思うのばっかりですわ」
投稿者 お : 2010年10月21日 22:58