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2010年09月13日
牛肉の韓国風スープ
冷やご飯が残っていたのでQPのレシピ本を見てクッパにした次第。生姜とニンニクの薄切り、鷹の爪の輪切りをゴマ油で炒めて香りが立ったら牛肉、長ネギ、パブリカ、椎茸、もやしの順に炒め合わせて鶏ガラスープと酒、塩を加えて醤油少々で調味。最後に煎りゴマとニラを足して出来上がり。一口飲めばどっと汗が噴きだすエネルギッシュなスープで、猛暑の疲れが出た方にオススメしたい。
昼に新潮社の田中ノリオ君からお電話を頂戴し、9月17日に刊行が予定されている「銀座開化おもかげ草紙」シリーズ完結編『「西南の嵐』の打ち上げをいつにするかという問い合わせを受け、新潮社の皆さんは28,29日のいずれかが望ましいと仰言るので、それならいっそ私の誕生日の28日にしようということになった。タイトルでもおわかりの通り、完結編では西南戦争をもろに扱う形だから、去年は田原坂にも取材に行ったし、西郷隆盛についても色々と資料を読んだのだけれど、今度の民主党代表選にからんで小沢氏を西郷に擬する説があるのはイマイチ解せないよね~という話にもなった。旧態依然たる政治体質を有している勢力をこの際一掃する戦いというつもりで主にその説が用いられているのかどうかは知らず、清貧質朴で知られた西郷と、「政治とカネ」がらみでやり玉にあがった小沢氏とはちょっとイメージがかけ離れて
いるような気もする。「ご本人は西郷じゃなくて自分は大久保利通に近いと思ってるみたいですよで」とノリオ君が仰言るので、一般には不人気でも、マキャベリズムを貫く政治家という認識なのだろうとは思いつつも、片や太政官政府による中央集権化を急速に推し進めた人物であり、片や中央集権を覆して地方分権を推し進めようとして、まさに真逆の方向性だから、その認識もますます腑に落ちないのであった。とにかく歴史的資料を読めば、世界的に見て近代は人類にとって「国家」という枠組みが本当に必要とされた時代なのだと納得できるし、片や「国家」の枠組みそのものが旧態として形骸化しつつある現代においては、政治家に人材を得ないのも当然だろうと、これまた妙に納得されるのでした(-_-;)
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コメント (1)
「銀座開化おもかげ草子」の最終はやはり西南戦争ですか。あの戦を扱った書物を読む時は何故か哀しくなり躊躇してしまいます。特に西郷隆盛が好きというのではなく、交渉下手な日本人の特質を見るような気がするからです。
でもここまで読んだのですから最終章も読ませて頂きます。
投稿者 お : 2010年09月13日 22:39