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2010年08月23日

ピーマンの肉詰め

QPのレシピでは味噌、酒、砂糖、味醂を混ぜて水を足した合わせ調味料で味付けする。肉種は豚挽肉に玉ねぎのみじん切り、生パン粉、卵、片栗粉を混ぜて塩で調味しておく。肉の面もピーマンも色付くまでじっくり焼いてから味付けするのがポイント。
8月も下旬だというのにまだ暑い!!!から、ハウスウォーミングをする気になれず、先に紙上でお披露目しちゃいそうな新居だが、先日取材を受けた「クロワッサン・プレミアム」誌の校正用紙を見たら、書斎に吊ってあるカレンダーの馬鹿デカイ亀の写真が私の背後にバッチリ映り込んでいて、わっ、ヤバ!と思ってもあとの祭でした(笑)。
ところで昨夜軽井沢でお会いした星野さんはショービズや放送業界で初期の頃から活躍されて、何度も渡仏なさっているが、つい最近の旅行では「パリ祭も全く変わっちゃったし、たまたま墓巡りをしたら、ショパンの墓やジョルジュ・サンドの墓が落書きだらけで、サンドの像にはヘアまで描いちゃったりして、そりゃ酷いなんてもんじゃない!」と悲憤慷慨も甚だしく、フランスでも近年は文化の質的劣化とモラルハザードが深刻なことを指摘されて、それらがいわゆる経済中心のグローバリゼーションと民族移動のもたらした悪しき側面であると断じられたのだった。フランスでさえそうなら日本はまだましなほうなのかも……と思いつつ、結局のところ現代はまさしく革命期に突入し、従って当面は世界的に文化の劣化は避けられないと、歴史的視点に立てば判断するしかない。人類は何度かこの手の革命期を経ていて、英国の産業革命がもたらしたグローバリゼーションと同様に、IT革命がやはり既成の文化を根こそぎ覆すのはやむを得ないのである。その過程では、たとえば廃仏毀釈のようなむちゃくちゃな破壊も生じるし、既成文化の担い手は徐々に特権を喪い、文化全体が一時的に全員参加の方向に進んだ結果、急速に劣化することは歴史が証明している。こうした時期に、既成文化の担い手が取る方法は恐らく3つあって、1つは新興勢力を徹底的に批判して勝てないケンカと知りつつ闘い続ける道、1つは新興勢力にすり寄って、妥協を強いられながらその庇護を求める道、そしてもう1つは狭い仲間内だけで密かに既成文化を守り続ける道。日本人はこれまで第3の道を取る傾向が少なくなかったために、けっこう色んな時代の文化がちょこちょこと残っているのだけれど、果たして急速な少子化に向かう民族にそこまでの余力があるかどうかは疑問です。


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