トップページ > 軽井沢行
2010年08月22日
軽井沢行
軽井沢の駅に降り立ってまず暑い!!!のにビックリしたのは前日の大宮が涼しかったせいで、とにかく暑くて人が込みそうな下界にはさっさと別れを告げて目指した先はいわずと知れた北軽の乗馬クラブ「浅間クレール」である。雄大な浅間山をバックにした絶好のロケーションもさることながら、ここのクラブは広い馬場で少数レッスンを受けられて、しかも真理先生が「はい、巻乗り~、斜め手前変換、はい、輪乗り~」といった調子のムチャブリで、こっちが出来る出来ないにかかわらずいきなり色んな要求されちゃうし、馬もハイペースで調教されてるからスピードにも馴れるし、何かと有り難いのである。「星と輝き花と咲き」のラジオCMをたまたまお聞きになって、「松井さん、今年はお忙しくておみえにならないんだろうか?って、みんなで噂してたんですよ」と言われるくらい、こちらの常連会員であるTさんご夫妻やYさんご一家とも親しくお話するようになっているのだけれど、今回再会して、TさんYさん共にたった1年でめちゃめちゃ上手になられた上に自馬まで持たれたことにビックリ(@_@)お二人とも東京から通ってらっしゃる方だから、「松井さんも早く今のクラブをやめてこっちへ移って来てくださいよ~」と唆される始末である。真理先生のお母様は幕末の英傑のひとり松平春嶽の曾孫に当たられて、お祖父様は彼のバロン西の親友であることも今回知れたので、「時代小説をお書きになるにもいいじゃありませんか~」なぞとYさんは私のポイントを鋭く突いて誘惑なさる(笑)も、お母様ご自身は「私は昔のことは何もわかりませんのよ」と上品に笑って仰言るのだった。
で、今回は急に思い立っての旅行だけに、このシーズンではとても宿が取れないと思い、日帰りする予定だったのだが、ネットで探したらクラブにとても近い場所のペンションがたまたま取れたので1泊することにしたのだった。そしたらこのペンションは宿泊料があまりにもお安いからあまり期待してなかった朝夕の食事が非常に美味しいのでまたまたビックリ。泊まれるのは1日に10人までの小さなお宿だから、その分きめ細やかな応対をなさっており、近くの大きなホテルにある温泉も利用できたし、乗馬クラブへの送り迎えや食事中の話し相手もしてくださるなど至れり尽くせりで大満足。ご夫婦?おふたりだけで切り回してらっしゃるという大変な中でも用意された寝具やタオルも清潔だし、部屋は静かだし、喫煙OKだし、何もかも申し分がない。このシーズンにこんないいお宿がたまたま見つかるなんて、私はよくよくカルイザワ運みたいなものがある!に違いないと思えるほどで、この宿を見つけたために、今後ますます北軽へ行くようになる気がいたしました(^_^ゞ
それにしても今年は北軽の暑さも相当なもので、真理先生とは異常気象の話も出て、北軽周辺では乳牛の乳の出が相当悪くなったり、雹が降って葉モノ野菜が壊滅的被害をこうむったそうである。馬たちも暑さバテのご様子で、去年は騎乗中も草を食べに突進していたイケイケ牝馬のプリンちゃんもそれをする気力がないくらいグッタリしているし、私は騎乗中に汗が目に入って開けられなくなるほどで、それでも二日連続で2鞍騎乗したのだから56歳(もうすぐ57歳)にしては体力があるほうだろう。
ところでホントに運があるとしか思えないくらい私は軽井沢方面でいい方との出会いに恵まれているが、そもそも最初に導いてくださった星野ご夫妻には一応来ていることをご連絡したところ、星野夫人の妹さんであるお茶の阪本先生も偶然おいでになっていて、おまけに星野邸にほうぼうから色んな食品が贈られて来た日とあってお食事のお誘いを受け、焼き松茸や松茸のフライ松茸ご飯、大阪播重のコールドビーフ、土佐の生節、沖縄のマンゴー等々いずれも美味しく頂戴したのだった。珍品はブータン産の松茸で、現地に旅行して向こうの方と結婚された姪御さんの贈り物なのだとか。日本産と少しも変わらぬ味と香りで、彼地の国土について全く無知な私は、へ~ちゃんと赤松林があるんだ~と、いささか驚いたのだけれど、星野さんのお話によれば、近年ブータンでは京野菜の栽培も盛んなのだとかで、食文化もどんどんグローバル化しているらしい。星野さんには一方でグローバリゼーションによって欧州各国の固有文化が無惨に破壊されている現状をお聞きして今後の世界の成りゆきを憂いつつ、何しろお腹は美味しいモノでしっかり満たされているから、とてもハッピーな気分で夜9時においとまを告げ、10時には帰宅できたので、軽井沢へ行くのに大宮はやっぱりベンリだぞ~(^_^)/と、改めて引っ越しが正解だと思われたのでした。
写真は上から北軽の浅間クレール・ホース・ライディング・クラブ
北軽パルコール村のペンション・オールドハウス、星野邸のごちそう
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kesako.jp/cgi-bin/mt/mt-tb_kesako2.cgi/1645
コメント (1)
ブータンで京野菜!!
ヒマラヤの山中にある国ですよね。耕地もあるのですね。
まさか、日本に輸出されて京野菜として売られている?
なんて事あり得ますね。
投稿者 お : 2010年08月23日 22:25