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2010年06月07日

海老とカブの甘酢炒め

前にQPで見た料理。6~8等分にしたカブを先に色づくまでじっくり炒めていったん取りだしておき、生姜とネギのみじん切りと海老とカブの葉を炒め合わせ、先ほどののカブをもどして砂糖、酒、醤油、酢を混ぜ合わせた調味料で味付けする。海老は酒と塩で下味して片栗粉を揉み込んでおくこと。初夏らしいさっぱりした炒め物だ。
昨晩は京都の妹と電話でまたしてもバカバカしい政治談義となって、根っからの民主党支持者である妹は「菅さんでホンマに大丈夫かいな。あの人きっとまた要らん発言して、揚げ足とられたりするで~」なぞと早くも心配しているのだった。
 私は2月10日のブログにも書いたように、以前から枝野氏を注目しつつも、とかく理屈屋が敬遠されがちな日本の政治風土にあって、これまで能力のわりに冷や飯を喰いがちだった人だけに、いきなりの幹事長抜擢は当人にも荷が重すぎるのではないかと想像される。いくら能力がある人であっても、キャパを超えると神経が回らなくなるだろうし、ここでへたに無理をして政治生命を縮めることがないよう願うばかりだ。
それにしても市民運動家出身のふたりが党首と幹事長となることで、民主党のイメージはある意味でわかりやすくなったといえるかもしれない。いかにもシロウトくさい感じが安定感を欠くのは当然ながら、ならばプロっぽい政治家が今どれだけいるのかと考えたとき、プロっぽい政治が劣化したからこそ、こんなことになっちゃったともいえるのだった。民主党はたしかにシロウト芝居のようだが、長らく自民党のお子ちゃまカブキを見せられてきた国民としては、シロウト芝居ののほうがまだましと感じたのではなかったか。築地小劇場だって恐らく初期の段階はあまりにも下手くそな芝居で見てられなかっただろうけれど、それを辛抱して見続けた観客がいたのである。
ところで芝居にはそれぞれの客層があり、ハイブロウな新劇が好きな人もいれば、大衆演劇を好む人もいて、脚本演出俳優陣がそれぞれの客層に巧くフィットすればいいのだけれど、時にこの戯曲でこの配役だと一体どんなお客が来るんだろう?とアタマを悩ませる制作があって、その手の公演はたいがい客が来なかったりする。政党の支持層も本来は同じようなところがあるはずなのに、どうもこれまでの民主党のやり方を見ていると、市民派の新劇をしたい人たちと、ドサ廻りの大衆演劇をしたい人たちに分かれていて、お客はドサ廻りのほうが確実に集められると判断する制作者が仕切っていたから、結果、何がなんだかわけがわからない芝居にもなってしまうのだった。制作者がチェンジしたことで、果たしてお客をちゃんと集められるかどうかが新政権の試金石だろうし、お子ちゃまカブキを見たくない人はちゃんとシロウト芝居を見続けないと、芝居がちっともよくならないことだけは確かでありましょう。


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コメント (2)


まったくどうなるこの日本!妹さんのようなしっかりした民主支持ではないけれど皆も期待が大きかったとはいえそんなにすぐに世の中変わるとは思えません。もちっと見守ってあげたらなんて思いますが?
 武智先生の仕事を見直す動きの一つとして 明治学院の先生が中心になってセミナーみたいなものが12日に明学で開かれるようです。伝統と前衛というテーマです。

投稿者 ねこ かおる : 2010年06月08日 11:44

12日は私も聞きに行くつもりです。

投稿者 今朝子 : 2010年06月09日 00:28

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