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2010年05月28日

新ジャガとヤリイカのガーリック炒め

一昨日のQPで見た料理。「三茶楽市」の前を通ったら大量のヤリイカが並んでたので作ってみた。新ジャガは電子レンジで熱してオリーブ油でしばらくじっくりと炒め、鷹の爪と潰したニンニクを加えてさらに色づくまで炒めてから、ヤリイカを入れてさっと火を通す。皮を剝いたほうが仕上がりはキレイになるが、邪魔くさいのでパスした。先に新ジャガだけに少し塩を振っておき、仕上げにまた塩と黒胡椒で調味する。
福島党首の罷免で普天間基地移設問題はようやく見える形で決着したかに思えたあと、鳩山首相の記者会見をライブ中継で見て、要するにこの人は自分のことをピュアだと信じ込めるようなある意味ノーテンキ性格であり、根本的に世間知らずで、しかも妙に正直だったりする点が、今回あらゆる面で災いしてしまったのだろうと改めて感じた次第である。辺野古以外の代替地を、四十数カ所に渡って一生懸命模索したと言われても、わずか5ヶ月間で本当に見つかると思っていたとすれば、その世間知らずは、恐れ入谷の鬼子母神もビックリとしか言いようがないではないか。そもそもこの人が普天間問題をこんなに大きくしてしまったのは、日本が自主防衛にもっと力を注ぐべきだという持論に基づき、最初はたぶんホンキで海兵隊の国外移転なんかも考えていたのだろう。にもかかわらず、では日本は自主防衛アップのために、将来的には徴兵も辞さない覚悟をすべきだと、と国民に訴えるほどの度胸はないし、また、そんなことまでは到底考えが及ばなかったりするのかもしれない。アメリカに訴えれば案外なんとかなるのではないかと、ホンキで考えていたふしもありそうで、そのくせ現外務官僚に頼らなくてもすむ独自の太いパイプというものは全く用意がなかったようなのだから、何をか言わんやである。とにかく何もかもが観念的であり、人の感情に対する理解がいささか鈍いにもかかわらず、そのくせ妙に情緒的な言動が多いから、周囲を余計に混乱させるのだろう。観念的で且つ情緒的な言動が多い人にありがちなことで、現実を突きつけらたらコロッとひっくり返ってしまうのは、なんだか日本史上で常に問題児となる京都のお公家さんみたいな感じである。
 ともあれ今度の問題が果たして日米安保を根本から見直す展開に今後なってゆくかどうかは、沖縄県民の態度表明に委ねられているといえそうだ。哀しいかな、基地問題に直面する当事者以外の日本人にとって、安保はもはや全く疑う余地がないまでの既成事実として認識されているようでもある。自分たちがラクして平和を手に入れている代償が、かくも不毛な政治状況と、とてつもないアパシーであることを、今回の問題はよくわからせてくれたともいえるのだろう。


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