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2010年05月19日

豚肉と新ジャガの甜麺醤煮

昨日のQPで見た料理。簡単にできるのでオススメ。ひと口大に切った豚肩ロース肉とぶつ切りにした長ネギ、きれいに洗って皮を剝かない新ジャガを炒めてから水と酒と生姜を入れて柔らかくなるまで煮込み、甜麺醤を加えてさらに煮込んで、仕上げは強火で水けを飛ばして醤油で香り付けする。
昨日、講談社の堀さんから「星と輝き花と咲き」の初稿ゲラを受け取って、今日から本格的に書き直しに入ったが、案の定1ページ目から真っ赤っかになってしまった(-_-ゞ毎度ながら私はゲラを一字一句書き直すことで、やっとなんとか小説らしいものが出来たという感じだから、ゲラ直しはまさしく魂を吹き込むような作業ともいえるのだけれど、近ごろはこれまた毎度ながらに校閲に不安を覚えるのである。昨日もざっと目を通した段階であまりにも指摘が少ないことに不安を覚えて「ちゃんと見てくださったのかどうか、訊いといてね」と堀さんに言ったのだった。「円朝の女」のときも担当の内山さんに文句を言ったら、「うちの最終秘密兵器です」というスゴ腕の校閲の方が登場なされたのでホッとしたものである。歴史ネタを扱うときは、結構マニアックにご存じの方もいらっしゃるので、こちらも相当神経を使って書いているが、ゲラでは小説としての完成度を高めることに力を注ぎたい私としては、事実関係をきっちり確認する作業や何かは校閲の方の手も借りりたいところで、とにかくデキル校閲の人とは会社と関係なく、個人契約を結びたい気がするくらいである。何しろ年間8万冊もの書籍が出版されている現状では、校閲が疲弊して時におざなりにもなりかねないのは無理もないともいえるが、今後電子出版物の氾濫が加わり、プロとアマのボーダーレスがさらに進めば、プロのパブリッシャーはコンテンツの質を保証する校閲機能が一番問われるのではないかと思うのだけれど、こういう点について創業100年の老舗に君臨する野間佐和子社長あたりはどんなふうにお考えになってるのか、一度お話を伺ってみたいものであります。


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コメント (1)


テレビも訂正が多いと思っていたら下記の事が。納得。

「デジタル化でギリギリまで編集を行うようになったので、どうしてもチェックが甘くなるのが一因です。もっとも、それをカバーするだけのスタッフがいればチェックは可能ですが、制作費、人員の削減でスタッフそのものが減っている。少ない中で情報を迅速にたくさんとなれば間違いが増えて当たり前です」(テレビ関係者)  間違ったら訂正すればいいと簡単に考えている連中も多い気がするが。(日刊ゲンダイ2010年5月17日掲載)

投稿者 五島 : 2010年05月20日 23:16

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