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2010年05月17日
豚の生姜焼き、アスパラガスの練り胡麻和え、ミョウガのせ冷や奴、シラスおろし
NHKの「クローズアップ現代」で「ギリシャ発欧州危機の行方」を見ながら食事。ギリシャの放漫財政のツケをまわされてドイツ人が怒ってる図式はキリギリスに寛容になれないアリといったところだろうか。とにかく世界は一つになる方向に進んでいるので、もはやどんな国も個人も、自分は関係ないというスタンスがどんどん取れなくなるのは必至だろう。私でさえ今度のギリシャショックには個人的にひやっとしたのである。
今日の夕方は某銀行のA氏とK氏がお越しになって、某国の国債が無事に償還されたというご通知を戴いてホッとしたところだ。日経平均がある額を超えると自動的に償還される債券で、先月の時点では今月末には必ず償還されると見られていたのに、ギリシャショックで株価が急落して一時はアレレッといった感じになり、近々に現金を必要としていた私はオヨヨ(-_-;)だったのである。で、K氏の話を聞けば、今の日本の株安はギリシャショックよりもむしろ中国の利上げムードを反映しているのだそうで、日本企業の決算報告がいくらよくても、金融的にはしばらく厳しい状態が続くらしい。金融業界の方の話を聞くと、世界は否応なく一つになっちゃってる感が強いのだった。金融業界ばかりか、これまでずっと鎖国が守られてきた出版界も去年から黒船が押し寄せて大揺れだという話をしたら、A氏が「僕もうアイパッド予約注文しちゃいました」と仰言るので、アイパッドには私も食指が動くといったら、「今度使った感じをご報告しますよ」とのこと。
「僕なんかはやっぱり紙のの本がいいですけどねえ」と仰言るK氏は偶然にも『仲蔵狂乱』をお読みになっていて、「あれは面白くていっきに読めました。僕は落語が好きなんで仲蔵の話は知ってたんですけど」と言われたから、『円朝の女』はお読みになりました?とお尋ねしたら、ゼンゼン知らないとのことなので、届くべき人に本が届かない今の出版界は、情宣がイマイチ巧くいってないってことなのかもね~まあ、本を出し過ぎってのもあるよな~てなことを思いながら、K氏にはわが家にある見本を一冊差しあげたのでした。
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