トップページ > ウサギのゼリー寄せ、新玉ねぎのスープ、オマール海老と白アスパラガスのクレープ、子羊のローストほか
2010年05月14日
ウサギのゼリー寄せ、新玉ねぎのスープ、オマール海老と白アスパラガスのクレープ、子羊のローストほか
文藝春秋社の山田氏、山口さんと一緒に溜池のオーストリア料理店「カー・ウント・カー(有名菓子店ツッカベッカライ・カヤヌマの姉妹店)」で会食。オーストリア料理といえば、ウインナーシュニッツェルくらいのイメージしかなかったので、どの料理もめずらしく、1つでも料理名を憶えたいと思いながらも、発音がめちゃめちゃ難しくて、ちゃんと聞き取ることすらできませんでした(^_^ヾドイツ料理とフランス料理の中間に位置するような感じで、全体にソースに甘みがあって美味しい。空豆を生ハムでくるんで揚げたアミューズからプチフールまで(オーストリア語ではなんていうんだろう?)たっぷり頂戴しながら少しも胃もたれ感がないのは有り難い。相変わらず風邪引きなのに、食欲は全開であります(笑)。
「オール読物」の担当だった山口さんが文庫編集部に異動されて、後任の山田氏に引き継ぎの顔合わせということで、オファーを承りつつも、今年度のこちらの事情をいろいろとお話した次第である。山田氏は近年歌舞伎に凝られて、「歌舞伎座さよなら公演」を全興行ご覧になったらしく、それでいて「さよなら公演」に一度も出なかった亀治郎のオッカケもしているというのだからスゴイ!先輩には会社にいるより歌舞伎座にいる時間のほうが長いという社員もおられるそうだから、一体どういう会社やねん??!!と言いたくなるのだけれど、マガジンハウス社には確か明治座の台本作家も兼ねている社員がいらしたはずで、要は出版界もこれまで牧歌的な時代が長く続いたということだろう。もともと興行出版放送といった業界は趣味人や道楽者の集まりなのである。その点、山口さんは一貫して無趣味を標榜してらっしゃるのが珍しく却って面白いともいえるのだった。それでいて雑誌編集者としてはとても有能で、ことに対談のまとめ方などはみごとだったから、「オール読物」としても大きな戦力を喪失した感じじゃないの?と山田氏に訊いたところ、「そうなんですよ~大変な痛手ですよ~」とのことである。「オール読物」初代担当者の内山さんは、現在ご当人いわく「アタマがお花畑」状態の幸せ街道驀進中なため、今日は3人でさんざんサカナにしておりました(笑)
このエントリーのトラックバックURL:
http://www.kesako.jp/cgi-bin/mt/mt-tb_kesako2.cgi/1542