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2010年05月08日

生ダコの刺身、グリンピースの煎り豆腐

煎り豆腐はQPで見た料理。ゴマ油で鶏挽肉と崩した木綿豆腐を炒め、出汁で柔らかくなるまで煮たグリンピースを加えて砂糖、醤油、塩少々で味付けし、汁気がなくなるまで煎り煮してから溶き卵を流し込む。
英国の総選挙は下馬評通り、労働党がボロ負けしても、保守党は過半数を獲得できず、単独政権は無理なので、両党が第3極である自由民主党の取り込みに躍起のようだが、思えばブレア首相からスタートとした労働党政権は結構長かったのではあるまいか。私が最初に英国に旅行した年は、サッチャー政権が発足した直後で、街角はどこもかしこも新聞紙が舞い、道ばたに座り込んだ無気力な若者が大勢いるような荒んだ雰囲気だったのを想いだす。そうしたいわゆる英国病から立ち直らせたサッチャー政権のイメージによって、保守党はたぶん米国の共和党っぽいんだろうなあと勝手に想像していたら、労働党のブレア政権は共和党ブッシュのポチならぬプードルと呼ばれたほどの呆れるようなすり寄りぶりだったので、何がなんだかわからなくなった印象だ。
ところで自由民主党が第3極として多くの国民の支持を得たのは、これまでの対米追随を脱却する方針だからだそうで、もともと親子関係にあるような両国であるにもかかわらず、袂を分かとうとする勢力に人気が集まったというのもフシギである。恐らくはアフガニスタンやイランイラク紛争に巻き込まれている度合いが強いせいもあって、米国との軍事一体化に不満の向きも大いにあるのだろう。英国でさえ米国から距離を置こうとする勢力が台頭しているというのに、日本の普天間基地問題が日米安保を本格的に検証しようという運動にまでなかなか盛り上がらないのは、これまたちょっとフシギな気がするのでした。


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