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2010年04月12日
鯛のエスニックサラダ
QPで見た料理。ナンプラー、レモン汁、砂糖、ニンニクのみじん切り、チリパウダーを混ぜてドレッシングを作り、大根と人参とキュウリの千切りと白髪ネギを盛り合わせ、香菜と鯛の刺身とピーナツを砕いたものをトッピングし、ドレッシングをかけて混ぜ合わせる。大根と人参は市販の刺身のつまを利用し、 ニンニクのみじん切りを市販のおろしニンニクに代えたら手間いらずであっという間にできた。
女優の中村まり子さんから昨日書いたブログの件でメールを頂戴し、「パズル」の上演中止は当時やはり演劇界の一大事件でその余波が何かとあって思うところも多いとのこと。「道元の冒険」再演と「天保十二年のシェイクスピア」の初演に出演しているまり子さんとしては感慨もひとしおで、昨日は三ツ矢雄二の主宰する劇団の入所式で、挨拶代わりに「道元の冒険」の挿入歌『小さな火花も広野を焼きつくす』(宇野誠一郎作曲)を歌ったそうだが、いくら女優さんでも、30年以上も前に歌った曲をまだ憶えているというのは驚異的。で、その歌を聴いた若い子たちがちらほら泣いていたので「やはり日本人の心を書いた,第一人者の作家さんなんだ」という感想を持たれたようである。私が泣いたのは「小林一茶」初演の幕切れで、何年か前の再演では舞台のテンションが物凄く下がっていてガッカリしたが、故人の戯曲の中では、やはり一番好きな作品で、日本人の共同体の恐ろしい一面がみごとに描かれた、完成度の高い作品といってもよいように思う。
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コメント (1)
初めまして。演劇や歌舞伎のお話など、いつも楽しみに読ませていただいております。井上氏の訃報に涙した一人です。今朝子様の思い出や体験など、貴重なお話をご紹介くださって、ありがとうございました。私が初めて見た井上氏のお芝居は「雨」で、1970年代後半、四国のある町に住んでいた中学生の時でした。あの衝撃はいまだに忘れられません。その後受験で上京した折に、宿泊していた伯父の家の近くに「テアトル・エコー」の事務所があるのを発見し、胸をバクバクさせながら受験要項をもらって帰ったことも懐かしい思い出です(中学~大学まで演劇部だったので、演劇の世界に憧れがありました)。上京してからは、こまつ座の公演にも出かけられるようになり、旗揚げ公演の「頭痛肩こり樋口一葉」や「きらめく星座」などが忘れられない舞台として心に残っています。就職や結婚など、生活の変化とともに観劇から遠ざかっていましがが、これを機会に改めて井上氏のお芝居を本で読んでいこうと思います。井上氏のご冥福を心からお祈りします。
投稿者 wishbone : 2010年04月15日 17:49