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2010年03月27日
海老と春野菜のスープ煮
昨日のQPで見た料理。海老は塩胡椒して薄力粉をまぶしてから先に炒めて取りだしておく。同じ油で短冊切りにした人参、櫛切りにした新玉ねぎ、春キャベツ、スナップエンドウを炒めてからスープと酒を加えて蒸し煮にし、海老を戻して仕上げにバターで調味。スープは薄味にして素材の味を活かすのがポイントで、分量はヒタヒタにかぶる程度。またしてもフィギュアスケート選手権の女子ショートの試合を見ながら食事。キム・ヨナを筆頭に、オリンピック燃え尽き症候群とでもいいたいような精彩を欠く選手が多いのにちょっとビックリでした。
最近は報道系かネイチャー系かスポーツ番組くらいしか見なくなっているTVだけれど、この半年間毎回ほぼ欠かさず見ていたNHK朝ドラ「ウェルかめ」が今日とうとう終わってしまってガッカリ(笑)。いくら今どきのドラマでもここまでユル~イのってありなの?!と思っちゃうくらい脚本も甘ければキャスティングも安上がりな
作品だったが、何十年かぶりに朝ドラをしっかり見てしまったのは、タイトルにちなんで、毎回必ずカメの実物かグッズが出てくるからで、こんなにカメがフィーチャーされたドラマは世界中を探しても滅多になかろうし、ユル~イ感じも、まあカメがモチーフなんだからしょうがないかと許してしまい、ヒロインがカメ似美人で悪くなかったし、ヒロインの相手役をつとめた大東俊介という若手男優もけっこう気に入ってしまったのであった。ところで主人公はファッション誌の編集者に憧れて就職しながらそのファッション誌が廃刊となり、郷里にもどって地元タウン誌の編集者になるも、またその出版社が広告を他社に奪われて潰れてしまい、アルバイトでHPのブログ編集を引き受けて、いっそウエッブマガジンを立ち上げたらどうかと勧められながら
「私はやっぱり紙のほうがいいんです」といって、フリーペーパーを振り出しに超地元密着型の雑誌を独自で出版し続けるというストーリーはめちゃめちゃ甘い展開ながら、けっこう今どきの話でもあった。身近な編集者でも「やっぱり紙がいいんですよね~」と全く同じことをいった人がいて、それってどういうこだわりなのか私にはイマイチわかるようでわからないのだけれど、小説というコンテンツを提供する人間としていわせてもらえば、小説はあまりにも仮想現実であるがゆえに、データだけで流通させると宙にぽっかり浮いたままの妄想となんら変わらないような不安な感じがするので、たとえそれが場所ふさぎだとしても、しっかり手に取れる何かのカタチにもして「リアル」の世界に置いてほしいという願望はあるのでした。ただなんでもかんでも「リアル」の世界で手に取れるカタチにすればいいってもんではない時代に突入したのは確かでありましょう。
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