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2010年03月25日

塩もみ大根と豚肉の炒め物

QPで見た料理。塩胡椒で下味して片栗粉をまぶした豚肉を炒めていったん取りだしておき、ネギの斜め薄切り、細切りにして塩もみした大根の順に炒め、豚肉をもどしてニラを加え、先に下味してるので仕上げの調味は酒とゴマ油をたらして、黒胡椒をたっぷり振るだけ。
高島屋と阪神・阪急の統合は結局ご破算に終わったようで、この手の話には必ず「企業風土の違い」が理由にあげられるが、私も会社勤めの経験がないわけでもないので、「企業風土の違い」なるもののあることが全くわからないわけではないのだけれど、それって何に原因するのかを企業別に検討すると面白いかもしれない。たとえば私の場合、松竹という興行会社に勤めた経験があり、当時は片や東宝という興行会社があってライバル的な存在だった。松竹は白井松次郎と大谷竹次郎という京都の双子の興行師がはじめた生粋の興行会社であるのに対して、東宝の創業者は小林一三という電鉄会社を経営する実業家だったので、カラーの違いが鮮明だったのである。結局もとをたどれば、どの会社も創業者の個性や創業時の核となった産業に行き着くのだろうが、最初は真っ白で入ってくる人びとがしだいにそこの色に染まってゆくというのも生物としての順応性に起因するのだろう。ところでそんなわけで生粋の興行会社である松竹は東宝が「実業」であるのに対し「虚業」だというふうな見方が当時されていて、大学院から松竹に入社するに当たっては周囲の反対が多かったものである。もう時効だから書くと、早大の恩師である内山教授は、当時東宝に勤務されていた渡辺保氏にその件で相談に行かれて、それは止めさせたほうがいいといわれたとの話を伺ったことがある。私はその話を聞いて、そりゃ東宝の人に相談したらそういうよなあ~と思ったのでした(笑)。渡辺保氏とは当時一面識もなく、初めてご挨拶をしたのは松竹を辞めてだいぶたってからで、内山教授が本当に私の就職の件で相談をされたのかどうか、ご本人に直接伺ってみたことはありません。


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