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2010年03月16日

スパゲティーペスカトーレ、茸のサラダ

スラッシュの進藤さんと仕事の打ち合わせをしながらの食事。
今日はNHKブックスの加納さんと黒島さんが『歌舞伎の中の日本』の見本を事務所にご持参になった。発売日は今月27日の予定で、この時期の刊行に間に合わせるべく、こちらも編集部も大変な作業だっただけにお互い感無量の思いであった。最近NHKBSのプレミアム8でも再放送になった「知る楽」『極付歌舞伎謎解』の番組テキストを元にしているが、新たに『仮名手本忠臣蔵』と『積恋雪関扉』を取りあげた2章分65ページを加筆、全体を大幅に修正して、引用文献をすべて明示した巻末の注だけでなんと44ページもあるという我ながら驚きのボリューム感で再誕生!図版や写真もこの手の本にしては可能な限り掲載されていて、御手配いただいた編集部にも大感謝である。従来型の歌舞伎入門書とはテイストを変えて、タイトルに表したように、歌舞伎を通した一種の日本論としてもお読み戴けるかと思う。表紙にはこの四月で姿を消す歌舞伎座内部の写真(客席から舞台を見下ろすアングル)を使用しているので、何かといい記念にもなりそうだ。語り下ろしの段階からずっとお付き合いくださった加納さんと黒島さんは、この仕事に関わって以来、歌舞伎を見に行ったら前よりずっと面白く感じるようになられたそうで、それを聞いて、大変でもこちらはやった甲斐があると思われたのでした。
さて、一難去ったらまた一難ではないけれど、また新たに入ってきたNHKの仕事の話を進藤さんから聞いて、今後の仕事のスケジュールを何かと相談しているなかで、「講談社の書き下ろしのほうはどうなってるの?」と訊かれ、「それが書いても書いても終わらないのよ。なにしろ登場人物の人数はかなり抑えたつもりなんだけど、おしゃべりな人物が出てるもんで、そいつがしゃべりだすとどうしても長くなっちゃうんだよね~」と私。「なんだか他人事みたいに言うけど、でも、それって、あなたが作った人物なわけでしょ。ホントに作家っておかしなことを言うよね~」と呆れられてしまいました(笑)。


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コメント (1)


スラッシュ進藤様・フジテレビ千葉です。たいへんご無沙汰しております。扶桑社刊「鬼平を極める」の折にはお世話になりました。弊社OBで鬼平のプロデューサーをしていました、能村庸一が連絡を取りたがっております。頂いたご名刺が見当たりませんので、このメイルを使わせていただいております。
上記、アドレスに連絡先(電話・メイル)をご連絡いただけると幸甚です。突然のお願いでたいへんぶしつけで、申し訳ありませんがよろしくお願い申し上げます。以上

投稿者 千葉晋也(CX) : 2015年10月15日 17:22

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