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2010年03月12日
春キャベツと海老と卵の炒め物
彩りが春らしいQP料理である。生姜の薄切り、ネギの斜め切り、茹でた海老と絹さや(私は好みでスナップエンドウにした)を炒めて合わせ調味料(酒、酢、醤油と塩と胡椒少々を混ぜて片栗粉を加えたもの)で味付けし、別に炒めた溶き卵を合わせて仕上げにゴマ油を振り混ぜる。海老の茹で汁を捨てるときにキャベツや絹さやを入れたザルに通して炒める前にしんなりさせるのがポイント。NHK7時のニュースを見ながら食事。トップニュースはシー・シェパードの船長逮捕だったが、この手の話題は先日のブログでしたので今日は無視。とにかく無視しといたほうがいいような存在である。
書き下ろし原稿の〆切りが徐々に迫りつつあるなかで、昨日は半日さいたま芸術劇場に浸かっていたことになるのだけれど、1時間の幕間で食事場所を探してウロウロしてたら、翻訳家の松岡和子さんと演劇評論家の扇田昭彦氏にばったり遭遇して穴場の店に案内してもらった上に、食事を共にしながら、それまで見ていた芝居の些細な疑問点、たとえば庶民が決闘のシーンで用いる道具は現実の物なのかとか、魔女が出てくるシーンに鮭を食べるという指定は原作にあるのかとか、いろいろと質問をして、スタッフである松岡さんにその場でお答え戴いたのはラッキーでした。で、とても気になったのは、人間が中に入った作り物の馬がやたらと出てきて、それに乗ってる役者さんたちが皆さん、妙に手綱捌きをきちんとなさっているのでこれは怪しいと思い、「あれって松岡さんが教えたんですか?」と訊いたところ、「まあ、ちょっとは口を出したかなあ」と照れながら仰言るのがおかしかった。なにしろ乗馬好きならミッションをせずにはいられないくらい、騎乗の登場が多い芝居なのである。終演後は松岡さんが三茶の近所までクルマで送ってくださるというので、出演者とスタッフの初日の乾杯にもお付き合いする格好で楽屋に行ったところ、たまたま訪れていた阿部寛の姿を松岡さんが発見。ツカツカとそばに行って阿部寛と話し始め、松井さん、松井さん、と呼ばれて行くと、「この人も乗馬をやってるんでNHK見て(『坂の上の雲の』の秋山好古役が)凄くステキだと言ってるんですよ」と紹介されて、つくづくイイ男だなあ~と間近ですっかり見惚れてしまった。あとで松岡さんいわく「わー!今日はすっかりミーハーしちゃった~」って、ええっ!前からよくご存知のお相手じゃなかったわけ???と呆れつつも、ちゃっかり便乗ミーハーしてしまった私であります(笑)。松岡さんのクルマには、シェイクスピア・シアター上演時にマーガレット役を演じた当時の看板女優中島晴美さんと相乗りして、またいろいろなお話が聞けたし、扇田さんには新刊のご著書「蜷川幸雄の劇世界」を頂戴したりして、なんだかメチャメチャおいしすぎる一日だったのであります(^_^)/
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