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2010年01月25日

麻婆レンコン

QPで見た料理。要するに豆腐をレンコンにしただけ。レンコンは小さく切って先に塩炒めしておく。ニンニクと生姜のみじん切り、牛挽肉、豆板醤の順に炒めて湯を注ぎ、酒とオイスターソースで調味して、炒めたレンコンを戻してしばらく煮込み、水溶きカタクリでとろみをつけて長ネギのみじん切りを加えゴマ油を少々をまわしかけて仕上げる。レンコンにしっかり火を通して柔らかくするのがポイント。レンコン好きの私にはたまらない一品でした。
今日の夕方は某銀行員のA青年が訪問されていろいろとお話を窺った。お電話で訪問の予約を入れて戴いたときは、どうやら予想以上に株価の上昇が早まったので債権の償還も早くなりそうだからという話だったのだが、開口イチバン「オバマさんの発言で、あのときと事情が相当変わりまして」とのこと。そういえば先日のニュースで、オバマ大統領が米国の金融業界の急激な復活に歯止めをかけるような発言をしたことは知っていたが、それがまさか自分の身に降りかかってくるとは夢にも思わなかったので、こういうところが金融経済の怖さでもあり面白さでもあると改めて感じたのであった。オバマ発言は当然ながら米国株価の下落を招いて日本経済にも影響を与えたのだけれど、かといって米国の金融業界を野放しにしておくとまたぞろリーマンショックの二の舞が起きかねないわけだし、金融業界の幹部たちがまたしても多額のボーナスを手に入れている状況に対しては、税金を注ぎ込んだアメリカ国民が黙って見すごすはずはないからして「オバマさんの発言もわかるんですけどねえ……」というA青年に「それで景気回復が遅れるんじゃ、痛し痒しってわけよねえ」と応じた私である。まあ、私なんかはゼンゼンといっていいほど影響を受けないので至ってノンキなものだが、株をたくさん持ってる人やなんかは、チクショー余計なことを言いやがってと思う向きもあるだろう。「チェンジ」したはいいが、「チェンジ」によって自分の暮らし向きが悪くなることに我慢できない人もいるのは確かだろうし、理念や理想と現実はともすれば乖離してしまうので、オバマ人気に翳りが見えてきたのもなんとなくうなずけるのであった。長い目で物事を見れば絶対に今こそ世界中で「チェンジ」が必要なことをアタマでは多くの人がわかっていても、「チェンジ」で自らの痛みが長引くことにもまた多くの人が耐えられないのであろう。ついに内閣支持率が50%を切った日本にも同様のことがいえそうで、脱官僚を目指した政権が目下あらゆるところでつまずいている状況に多くの国民が我慢しきれないとすれば、それは民主党ではなく自らの敗北であると強く認識すべきだろう。


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コメント (1)


先週末の講演会、聞きたかったです。ファンとしては、生の講演をぜひ聞きたいし、テーマが歌舞伎とあれば、「昭和の歌舞伎」は絶対に逃せません。7月末の読売ホールなら、きっと「夏の文学教室」ですね。今から楽しみです。でも、その時には、もう歌舞伎座が壊されていると思うと、複雑な気持ちです。4月演目が発表になりましたが、今まで以上に切符の入手が厳しいことは必至で、特にファンの多くは千穐楽を見たいと思うでしょうし、一体どうなることか。

投稿者 うさこの母 : 2010年01月25日 21:49

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